iPadから手が離せない日々が続いていますが、やはり対抗馬であるAndroid、Windows Phoneも気になるところ。
長期的に見てAndroidはiOSなど他社製品よりオープンなので開発スピードも速く優れたものになるという意見が多く見られますが、個人的にはそのように単純には行かないものだと思います。
たとえ将来Androidが技術的に優れたものになったとしても、一般の人に受け入れられるかどうかはまた別の話だからです。
そして一般人に受け入れられない技術は劣化していくもの。投資の無いところに新たな技術は生まれません。
まぁ今結論を言うのは10年くらい早いと思いますし、何より最近見られるAndroid vs iPhoneの論争は、携帯向けOSとしての視点からしか語られていないように思われます。
今後様々な電化製品(冷蔵庫とか、電子レンジとか)に小さなOSが載せられるようになったら???
ようは、まだまだこの小型デバイス向けOSの分野は黎明期ということでしょうか。どこかの誰かがふっと新しいOSを作り出すかもしれません。
と、こんな内容のことを今期の大学院の授業では勉強するつもりです。
教授とTwitterで話ができるらしい。おもしろそう。
さて、米国では他国に先駆けて様々なAndroid携帯の新機種が今後続々とお目見えするということで、今までのおさらいということで先日いくつかのキャリアーを周って色々と調べてみました。
You Tubeで様々な人の使用レビューを見た後、実際に店舗でいくつか手に取って遊んでみましたが、最新のAndroid携帯は凄い。
SamsungのGalaxy S、MotorolaのDroidXなど、デザイン・機能どこを取ってもiPhone4に負けていない。
ついつい欲しくなってしまうのをがまんがまん。
また、最近はiPadを抱きながら寝ている(笑)僕ですが、今秋から続々登場するAndroid搭載のタブレットも要チェックですね。
さらに、先日開かれたKDDI AmericaのAndroidイベントに出席してきました。
Android用の日本語IMEアプリ、"Shimeji"の製作者であるAdamrockerさんや、デザイナーさんがAndroidについてプレゼンをして下さいました。
特に印象的だったのが、日本アンドロイドの会の幹部であり様々なプログラマーと日々接しているAdamrockerさんが。
「Androidのアプリ開発者は、貧乏が多い」
「iPhoneのアプリと比べて、10分の1しか儲けられない」
「アプリで生活できるくらい儲けられるモデルを確立した人がヒーローになれる」
とおっしゃっていたことでしょうか。
プログラマーはオタクというイメージがありましたが、彼はプレゼンも上手く、自ら発信力があり、一般人のニーズを掴むアプリを作るにはプログラマーもこういう人じゃないとダメなんだろうなぁと思いました。
その数日後、コロンビア大の教授の卵(こちらもプログラミングオタク)と以下のようなちょっとした会話に。
1) プログラマーの観点からは、iPhoneよりAndroidの方がおもしろい。→Androidはオタク好み → そのせいで一般消費者から乖離したものが生まれてしまう可能性が高い(ハードもソフトも作れるアップルによって様々な点で統一性が守られているiPhoneとの違い)
2) Androidの問題点は、各端末のスペックが全然違うということ。よって、良いappを作っても、機種によっては快適に動作しないなど不具合の可能性がある。
→これも統一性の話。各端末メーカーの足並みが揃わないのは当然。
3) AndroidアプリもiPhoneアプリも仕様は公開されており、やる気さえあれば初心者でもアプリ製作をするのは不可能ではない。
自分のためだけのアプリ(jailbreakは合法)を趣味などで作ったりする"日曜プログラマー"が増えていくのでは?
→『初めてのアンドロイドプログラミング』的なプログラミング初学者向けのアプリ作成本があれば大ヒットするのでは?
→ 今や誰もがネットを使えるように、プログラミングの知識などなくても誰もが簡単な自分専用アプリを作れるような時代がやってくる?
ところで、同イベントの後半に抽選会があり、Adamrockerさんより以下の本を頂きました。iPhone&Androidクロスプラットフォームアプリケーション開発~スマートフォン用グラフィックスツール作成で学ぶ~
著者:鈴木 晃
毎日コミュニケーションズ(2010-02-26)
3700円もするんですね、、、各ページはコードでぎっしり。
開発者としてはiPhoneとAndroidどちらのOSにも載せられるアプリを作れたら便利なはずですが、残念ながら開発にはそれぞれ違った言語が使われるため、アプリ完成後にもう片方へ移植する作業などが必要となるのですが、二つの言語をどちらにも精通している人はなかなか多くなく、結果、作業の膨大さから移植を諦めてしまうケースが多いとのこと。
本書では、「移植のハードルはそこまで高いものではない」というスタンスから、
アプリを作成する一つ一つの過程をiPhoneとAndroid用それぞれの様式で説明することによって、作成者に常に移植への意識を持たせることを主眼においている。
、、、と思う(笑)
開発者ではないので中身を理解するのは不可能だったので、ざっと目を通して、前述のプログラミング好きの友達にあげてしまいました。
そういえば、そのオタクの彼は、今一番熱い分野であるGPSなどを使ったロケーションサービスに目をつけていましたね。
それ系の技術を開発している小さなベンチャー企業は今まさにどんどんFacebookなど大手に買収されておりますし、彼の挑戦が間に合うかどうか、楽しみにしておきます。
彼のアプリが出たら、「俺が本をあげたからだ(もらった本だが)」と自慢したいと思います。
最後に、以下の記事。
iPhoneユーザーはAndroidユーザーよりモテる?
自分に当てはめて考えてみましょう。
30歳男性で、iPhone User(iPadだが)だから、、、え・・・・・・・・・・・10人。。。
なにはともあれ、、、、やはりAndroidの方がオタクOSなのかもしれません。
元の記事もどうぞ。(その他の記事もおもしろい)
Don't Be Ugly By Accident
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