研究費の出所とその意図を考える

理系大学院、その求められる専門性の高さが故に、視野が狭い、あるいは偏っていることが多いと言われます。

筆者は、お金の出所とその意図を分析することで、視野を広げることができると思います。

研究にはお金がかかります。一般には（特にアメリカ大学院では）、国に加え、産業界がお金を出します。

そこで、具体的にどの組織が何の目的で研究グループにお金を出すのかについて考察するのです。

スポンサー会社の活動を調べることで意図が見えてくることがあります。どんな研究を行うと喜ばれるのかが見えてくれば、研究内容選択の一助になります。

国が出すお金についても、より具体的にその意図を考察すると良いと思います。

限られた予算から、どの研究グループにお金を出すのか。国の発展により大きく貢献するものになるはずです。

続いて、どのような研究がより国の発展に貢献すると考えられているかを考えるのです。

研究グループにお金を出すということは、それなりの理由があるはずです。