これぞ本物の野生蘭
21日(月)晴。今日のテニスは6人。使用料一人48円。今朝友人が送ってくれた投稿文を読み直して、何か違和感がある。自分がブログにアップした分には「夫婦別姓に反対する安倍首相ら」と書いたのに、投稿文には「反対する人たち」に。これも自粛なのか。
だとしたら情けない。すでに書いたように96年、法制審議会が夫婦別姓導入を答申し、国会に3回も提案されながら、潰した張本人がほかならぬ安倍晋三とその一派だったのだから。アベは「我が国がやるべきことは別姓導入ではなく、家族制度の立て直しだ」と。
彼の言う家族制度とは自民党改憲草案にあるように、家族を国家の最小単位と位置づけ、国家の下部組織にしようとしている。アベは母方の祖父・岸信介だけを崇め、父方の立派な祖父・安倍寛(東条内閣退陣を要求)を語らない歪んだ自らの家族関係を先ず正せ。
アジサイ
今のところ、テレビは朝ドラとNHKスペシャルしか観ていない。NHKは教養番組ではまだ健闘している。昨日は「時代は独裁者を求めた」というヒトラーに焦点を当てた番組を今の安倍政権と重ねて観た。この番組でショックを受ける日本人がいたとしたら、非常に危ない。
日本は同じことをアジアでやった。ナチスに協力したフォードやシャネルと同じように日本の企業家や作家や映画人、そして最も罪が深いのは教育者やマスコミがあの戦争推進に大きな役割を担った事実だ。この番組を観た人たちは今のアベ政権と重ねただろうか。
今のアベ政権がどこまで危険な状況に来ているか、教育への統制は着々と進み、特定機密保護法ができ、集団的自衛権容認と共に戦争準備が現実のものとなり、軍拡が密かに進み、国民の耳と目を塞ぐマスコミへの統制、それを受けた自粛の動きは目を覆うばかりだ。
これもハイビスカス?
持参した岩波ブックレット「安倍政権とジャーナリズムの覚悟」(元共同通信社社長・原寿雄)を読み終え、ミュンヘンに25年以上滞在し取材を続けている熊谷徹氏著「日本とドイツ、ふたつの『戦後』」を読み進めているが、日本のマスコミの堕落振りを考える。
マスコミを巡るネット上のニュースを追っていると、政府自民党によるテレビ番組ニュース23や良心的番組への圧力問題が書きたてられ、一方では菅官房長官が大臣規定に違反するパーテイーを開いても新聞テレビは報道しないなど、まさにマスコミは死んだのか。
一方で、櫻井よしこなどは再び沖縄の2紙、沖縄タイムスと琉球新報を筋金入りの左翼勢力と烙印を押し、報道の偏向振りと翁長知事の言動を見ると、中国共産党を連想すると書きたてている。県民を不幸と悲惨の道に追いやると断じている。もはや狂気の沙汰だ。