27種類の惣菜の一部
4日(金)快晴。今日からテニス。メンバー8人(中国人一人)ここ数日前からここCHは快晴が続いているという。2時半現在で雨の気配はない。毎日、部屋の片づけや食器の煮沸消毒などで忙しくしている。ガスコンロやシャワーの不具合などもあり、落ち着かない。
以前からずっと思っていることだが、中国人(中国系在外華人も)の食に対するこだわりには感心もし、驚くばかりである。日本人も食通でこだわりを持つ人は多いだろうが、中国人のあのエネルギーの源は食にあるのではないか。種類の豊富さと味の多様さを見よ。
リムさんの家の近くに大衆食堂があり、何度か連れて行っていただいたのだが、4軒ほどのお店が様々な料理(緬やご飯もの、饅頭類)を提供し、ここのオーナーはと聞けば、飲み物を提供しながら軒下を貸しているだけだと。私には毎日ここでも十分なのだが・・。
朝食からこれだ
昼食に訪れた時には、27種類もの惣菜が並び、一品2~3RM(今日のレートで1RM=29.2だが、今後30円で計算する)をライスの上に乗せていく。いわばバイキングスタイル。飲み物を入れても10RM(300円)以下で収まる。これでもみんな値上がりで不満だらけだと。
毎日車で時間をかけてここは何がうまいのだと、それを食べさせるために連れて行くのだ。特別お客だからというのでもないようだ。隣の州に行ったときの昼食は息子がネットで調べて行ったのだが、食べながらブツブツ言っている。私にはどれもおいしく全て平らげたが、ここは客家で味が濃いという。
結論は自分たちの出身の福建や広東料理が美味しいとなるのだ。最後の日の朝食は時間もないから近くでいいですと言うのに、いや美味しいお粥の店があるからと、片道15分もかけて有名だという粥店に行く。自分たちは食べずに飲茶を注文するのだから言葉もない。そういえば、シンガポールでもベンツやBMWでお粥を食べに来る店があった。
私が食べたピータン入りお粥
2日目の夜は鍋専門店に招待された。鍋専門店が何軒もあるのに、どこも満員。ビールを飲みながら大きな声で話すグループは当然いるけれど、基本は家族連れだ。家で料理はしないのかと聞けば、9割はという。しかし、あの市場の野菜や魚・肉売り場の盛況は何だ?
例えば、リムさんの奥さんのHaさんは「私の母は料理したけど私はしない」といい、ほとんど外食だという。食べる時は実に楽しそうに話しながら食べる。リムさんはリムさんでかなり好き嫌いがあるようで、あれはまずいとか、あれは塩辛いとか批評は得意だ。
食べ物もさることながら、その支払い方法も特有である。日本のように伝票などないし、自席で注文した物は、料理が来たらその場で払う。追加注文も同様だ。彼らの暗算能力は素晴らしい。マレー人にはできない。明朗会計だが、注意しないと時々誤魔化されると。お客の方も暗算能力に長けていないと危ない。








