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危ないという噂はずっと前からありましたが、、、

[ボーダーズ破産法申請]
Borders Prepares to File for Bankruptcy - The New York Times 

最大手のBarnes & Nobleでさえ身売り先を探しているくらいですから予想はできていましたが。。

当ブログで以前取り上げた、家電量販店のCircuit City、ビデオレンタル大手のBlock Busterの破産法申請もIndustry Transformationと言いましょうか、似た関連として思い出されます。

同記事にも書かれていますが、オンラインサイトの対応への遅れが一つの要因として挙げられています。

紀伊国屋など日本の大手書店が電子書籍に対して何らかの大きな対応をしているという話は聞きませんねぇ。

遅かれ早かれ彼らと同じ運命を辿るのでしょうか。

NYの紀伊国屋など、同じ本でも日本で売られている価格の2倍はする。
読みたい本はたくさんあるのですが、あまりに高いのでいつも二の足を踏んでしまう。

早く日本の多くの出版社が電子版に対応してくれないかと首を長くして待っているんですけど。。

ニュースは英語の方が話題も豊富で断然良いのですが、特に小説などの本は日本語の方じゃないと細かいニュアンスが全く心に入ってきません。
英語の本で泣いたことなど一度も無いです。


まぁその大手書店を倒産に追いやった原因のブックリーダーですが、僕は今や大学院の書籍の9割をiPadで読んでいます。

ほとんどの教授はWordやPDFで資料を作成しているから、転送するだけ。お陰で随分と紙の消費が減ったし、荷物も最小限で済むようになりました。

別に僕はエコ好きだから無理やり使っているとかいうわけではなく、ただ簡単に文章に下線を引いたりハイライトできたりとかそういう便利な点を気に入って大いに活用しているのです。

なによりPDFでは文書内検索ができるのが大きいですね。

例えば何百ページという論文を読んでいて、数時間前に読んだ箇所を引用したい時など、この文書内検索がなかったら探すのだけで一苦労です。

気になった記事や雑誌の特集もスキャンして保存してます。

この前も友達と会話中に、数ヶ月前にスキャンしてDropboxに入れておいた雑誌の切り抜きを取り出して読んでもらったら話がスムーズに進みました。

周りを見渡しても僕ほど電子化している人はあまり見たことがないのですが、大学院の知り合いでも僕に触発されて少なくとも5人はiPad/Kindleを買ったと思います。

書籍リーダーは高いでしょ?と言いますが、こんなことがありました。

ある教科書が大学図書館に電子版(PDF)で無料で公開されていてダウンロードも可能となっていました。(大学院側が権利を一時的に買い取っていると思われます)

この教科書は本屋で買うと$150近くもします。クラスメートの多くは「高すぎるよ~」とかぶつぶつ文句を言いながらも本屋で買っていましたが、それならば$140足らずのKindleを買って無料ダウンロードすればいいのになぁと思ったものです。

僕は今や単行本に関しては(日本の書籍以外は)100%が電子版です。

アマゾンを見ると、単行本に関しても電子版の方がずっと安い。
10冊も買ったらKindleの値段分くらいになるんじゃないでしょうか。

本をよく読む人にとっては、長期的に十分元を取れる出費だと思います。



今日の話とつながりますが、

Entrepreneurship/Small businessを大学院で学ぶ者として、同学問領域から世界的な雇用問題を考えていきたいと思っています。

innovationによる雇用の創出とそれと同時に引き起こされる雇用の減少のバランス、Blue-collar, White-collarの役割の変化、さらには日本などの先進国における大量の高学歴者余り→就職率の低下という流れに加え、

中東などで見られる発展途上国の貧困層が置かれている立場、彼らの求めるもの、資源の問題、食糧問題、さらにはベーシックインカムまで広がっていくと、、、、

もう収集がつかない(笑)

もう少しポイントを絞りたいですね。個人的にはネットを中心に描くのが自分の興味と合っていておもしろいとは思いつつ、なんかありきたりにはなりたくないし、社会学の領域に入っていくので自分一人では手に負えないなとも思ったり。


本当は、Innovationによって生まれる空間(スペース)というのもおもしろいと思うんですよね。

個々人がブックリーダーなどによって新たに得た所有スペース・時間をいかに消費するのか、

またそれと同時に、街では大手書店が潰れることで大きなスペースが空く(ここは大きな価値がある)のでそこをどのようなものが埋めて行くのかなどなど。

まぁこちらはSmall businessからは少し遠くなってしまい全く知識ゼロですが、誰もまだやっていないような気もする。


ちなみにMBAは卒論はないので、これはあくまで個人的な興味の話です。何かが間違って博士課程に行くことになったら考えます。(ありえん)

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ブログ紹介

八方ふさがり

http://blog.livedoor.jp/ike_chan_/

05年よりNew York在住。 現地銀行勤務を経て、09年よりMBA取得に向け大学院にて奮闘中。

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