昨日、30名余りのお母様、お父様の前で以下のようなスピーチをいたしました。
本日お越しいただいた皆様は「教育ママさん」に間違いないと思いますがいかがでしょうか?
私の定義する「教育ママさん」は、世間一般で言われているようなものではありません。
お子さんのタイプを見極め、できないことよりできることにフォーカスをして才能を伸ばそうとする客観的で理知的なみなさまのような保護者のことです。
本日に先立ちまして、講演者の加藤さまにお話を伺いましたところ、率先してはるとくんを幼いころから「コーチング」してきたことがわかりました。興味と集中力を持つ分野をとことん極めた結果が本日の講演内容になります。
講演の前に簡単に当校の説明をさせていただきます。
東京インターハイスクールは日本の文科省で認められている学校ではありませんが、学校の一斉教育ではなく、個々の目標や能力、学習スタイルや学習ペースに合わせて単位取得ができる高校です。
それらが実現できるのは学習コーチが「コーチング」を用いながら一対一で生徒のサポートをするからです。コーチングとは「ティーチング」の様な指示命令の言語を使用しません。子どもの苦手な分野にフォーカスをするのではなく、強みに光を当てて伸ばしていきます。自分で学習を進めていくので自律学習者となることができます。大学や社会に出る前に自分で考え、行動をし、振り返ることができる習慣が付きます。また、自分で学習計画を立てるので、単位が取得できると承認された気持ちになり、自信がつき、自己肯定感が伸びていきます。結果、自分の得意なことだけをしてきた生徒もいづれ苦手な分野にも挑戦しようというエネルギーがわきます。
2012年11月に日本青少年研究所が実施した「高校生の意識と留学に関する調査」では日本の高校生の84%が自分はダメな人間だと思うかという問いに、「よくあてはまる」、「まああてはまる」と答えています。自己肯定感を少しずつ育てることが出来る東京インターハイスクールの目標は生徒一人一人の「ラーニングサクセス」であります。HPに出ている早慶などの進学実績のみの見せ方は実は不本意なことではあります。個々の目標は日本のトップ校に入ることだけではないからです。
来年度は東大医学部を目指す生徒が2名おりますが、生徒が目指しているものをサポートした結果、それらの大学進学実績が出る、、ということになります。
当校には、バックグラウンドがさまざまな生徒が集まっています。一度も海外に出たことがないけれど翻訳家を目指していて英検準1級を15歳で取ってしまった生徒。スポーツや芸能活動と両立している生徒。海外に長年住んできて日本人でいながら日本語の方が不得意な生徒。親御さんが外国籍なのでたくさんの文化を知っている生徒。まんべんなく学ぶ必要のある学校教育が合わずに自分で当校の学びを選んでくる生徒。そのような多様性の中でクラスが運営され、人間関係が形成されていきます。
日本史のクラスではある時、世界第一大戦や広島の原爆についてディスカッションがありました。通常ですと日本の立場のみの学びとなるのですが、アメリカが長い生徒がアメリカで習ってきた歴史をクラスでシェアしてくれました。それを聞いていたロシア出身の男の子が更に意見を述べ、多角的な話し合いに発展したこともあります。世界の縮図のような学校です。
課外活動も積極的に企画され、外部からその道のプロの方に講演会に来ていただくなど、自分の実体験に基づく、オーセンティックな学びを実践しています。
多様性と加点主義の中で育った当校の生徒たちは社会の第一線で活躍できる人材になると信じています。
英語を学ぶというのがその多様性に触れる第一歩です。
語学を学ぶということは話されている国の文化や習慣も理解することになるからです。
その点にいち早く目をつけられたみなさまがたのお子さんはきっと日本を引っ張っていくリーダーになることでしょう。
年齢が低いお子さんから、グローバルリーダー育成に携わる必要があると考え、昨年末からインターハイスクールでは幼児英語教室を始めました。
当校では今後このコンセプトを書籍にしたりマザーコーチングプログラムを開始する予定です。
ご興味のある方はぜひ高橋までお声掛けいただくか、高橋のFBで情報を収集してください。
海外赴任時に必要な予防接種や健康診断が可能な全国のクリニックを紹介しております。