新しい木刀を師範から受け取り、居合の練習も気合が入るというものです。
三ヶ月ほど大学院で忙殺されて稽古に行かなかったため道場に復帰するのが少し怖かったのですが、体は覚えているもので、すぐに周囲にとけ込めました。
むしろブランクのせいで変に考え過ぎずに軽く振った一太刀が、
「余計な力が抜けていて良い」
と言われたり、
また、筋力が落ちたせいなのか思ったより高く切り上げきれなかった一撃が、
「その高さがちょうど相手の急所を切っているベストな位置」
と言われたりして、あぁ、そういうものか、とかえって時間を空けたことで新しく気づけたこともありました。
師範は常に
「自分に切りかかってくる敵の動きをイメージしなさい」
と生徒達に口を酸っぱくして言うのですが、分かってはいてもなかなかできるものではないんですよねぇ。
居合はチャンバラではないので、実際に目に見える相手がそこにいるわけではないのですが、当然ですが目的は"そいつ"を切ることなので、そのイメージ無しではただ刀を振り回していることになってしまう。
居合刀ではなく、木刀を使って生徒間で打ち合いながらイメージ作りを何度も繰り返すのですが、いざ居合刀を持って一人で動くと、何も見えなくなって正確な一太刀が繰り出せない。
まぁ分かるまであと20年はかかるんでしょう。。
新春稽古ということで、車で一時間の距離のロングアイランドにある他の道場まで遠征し、合同練習。
以前も一回ここで合同練習をしましたが、ここのアメリカ人の生徒達は本当に力まかせに日本刀を振るので、近くにいると怖い怖い。
彼らが刀を振るごとに、「ブンッ」と凄い音が鳴ります。
人間を骨ごと真っ二つにしたいのかどうか分かりませんが、思いっきり切り下ろすことが楽しいようです。刀って骨までさくっと切れるほど鋭いものではないので、もし実戦でこんなことをし続けていたら折れてしまうと思うのだが。
僕の師範はアメリカ人ですが、
「これだからアメリカ人に居合道を教えるのは難しい・・・・すぐ彼らはテクニック、もっというといかに豪快に切れるかということばかりに集中する。。」
と嘆いていました。。
まぁ僕のような初心者には何も語る資格はないですが、まぁこういう風にだけはならんな、と。
稽古後、同道場の生徒達から超高級ステーキ店で接待を受けることに。
僕は普段は毎日自炊をしていて外では月に一食するかしないかということもあり、久しぶりにナプキンを膝に置いてフォークとナイフを使い、、という一連のマナーを思い出すだけで緊張してしまい、ゆっくり肉の味を楽しめませんでした。。
しかも先方が全額払ってくださり、なんだか申し訳ない。。
ちなみに、師範の書いている居合本(技術本ではなく、精神論などが中心とか)がそろそろ最終段階まで来ているようで、今年中に出版できたらいいね、という話をしています。
[今日の動画]
上記の話とは全く関係ないですが、こういうかわいい感じの動画好きなんですよね。(ぬいぐるみが人間みたいに動いているやつとか)。
You Tubeで一般の人が上げている猫の動画とかも暇があれば良く見てます。お薦めあったら教えて下さい。
若い頃は、「男たるもの、こういう女っぽい?ものは見ないのだ!」などと言ってましたが、もうそんなのどうでもいいですわ。
かわいいもんはかわいいんだよ。
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