
「職場に遊びにきなよー」
というので、銀行業にはもうさっぱり興味は失せましたが、断る理由も特にないし、普段入れる場所でもないし「まぁ行ってみるか」と。
このビル、おそらくQueens地区で最大の高さを誇る建物なんじゃないでしょうか。ビルの周りに何もないということもあり、ランドマークとして目立っています。
やはり銀行と言えばトレーディングルームですよね。
以前Bank of Americaのトレーディングルームに入ったことがあるのですが、なんとも言えない殺伐とした雰囲気に圧倒された覚えがあります。
今回もCity Bankの何億と稼ぐトレーダーの顔でも拝んでみたいと思ったのですが、 残念ながらこのビル内には無いとのこと。ウォールストリートの店舗にあるのかもしれません。
それにしても皆さん、本当に自由に働かれています。
どこの馬の骨だか分からん僕のようなものに対して、仕事を放ったまま立ち話をしてくれる。中国系のマネージャーの方は以前日本に行ったことがあるとのことでなんだかんだ15分ほど雑談をすることに。
これは僕も以前こちらの銀行で働いていた時に感じましたが、どの人もしょっちゅうデスクを離れてふらふらと休憩している。
美容院に行ったり、二時間くらいランチをしたり、本当にいつ働いているのだろうという感じ。
にも関わらず、皆が深夜まで猛烈に働いている日本企業の方が生産性が圧倒的に低いというのは、絶対に何かが間違っているはず。
まぁこういうことを書くと、
「またアメリカですか」
「アメリカかぶれが」
「お前は米国企業の経営が全て正しいと思い込んでいるのか!」
「日本企業のサービスの質の高さはな・・・・・・・・(以下省略)」
とか言う人が必ず現れて本当に本当に疲れるのでここらで止めておきますが。
もちろん生産性は数字だけで全てが語られるわけではないですが、まぁ少なくとも
「俺はこんなに残業したぜ!」
「俺は週末も働いたぜ!」
というのを美談にするのは何か違うと思いますよ、ということだけ。。
いや、就業時間に応じた結果が生まれているならばいいんですけどね。
まぁ、あと好きならいいと思いますし。僕も自分が好きなことをするためにしょちゅう徹夜しているし。あれは結果的に無駄なことも多いけど、充実感があるしたまりませんよね。
あー、なんだか主張が弱くなってきたよ。また絶対に敵作ったよ。売国奴とか言われたらどうしよう。日本帰ると怖くなって何を話して良いのか分からなくなって黙りがちになるんだよなぁ。はぁ。
それはさておき、今回は場所を特定して書いているので具体的な話はこれ以上書きませんが、これがあの数年前に一度壊滅した銀行とは全く感じられないくらい、皆さんのんびりと、また陽気に働いていらっしゃいました。(まぁ税金使って救済されているのだからこれはこれで問題かもしれないが・・・・・・)
あとはちょっと驚いたことですが、外国人従業員の比率が高い気がしました。ネイティブの英語を話さない人が非常に多い。これもNYならではでしょうね。
[今日の映画]

Sandra Bullock, Tim McGraw (Actor)
アメフトに興味が無い人でも十分泣けます。