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メキシコ警察に捕まる

中米旅行日記 2005年12月07日分アップ。

国境を越えると・・・・・・

(上記リンクをクリック、またはサイドコラムの「Categories」から「中米旅行」を選択)


まぁ本文の通り、メキシコ警察のパトカーに30分ほど乗せられ、近くの派出所のような警官のたまり場まで連行されてしまったわけです。

あのボロいボートでの国境越えが関係あるか分かりませんが、やはりあまりお薦めはしません。

もちろんちゃんとイミグレーション(ただのボロボロの小屋ですが)を通っていますが、なんとなく気分的に違法越境している感じは否めません。

当然グアテマラとメキシコ間はまともな(?)陸路での越境ルートもありますので、そちらが無難かと。



解放された後色々考えましたが、メキシコにはアジアンマフィアが多く、僕は彼らの一味と思われたのかなと思います。


「お前のアミーゴはどこにいるんじゃー」


と何度詰問されたことか。

マフィア達がパナマと国境を接しているコロンビアでコカインなど麻薬を調達し、最終目的地アメリカまで命がけで運んで行くという話をよく聞きます。

確かに今までの中米各国の国境って、全部山の中にあってちょっと山越えしたら、国境を通らずとも簡単に隣国に入国できる気がしました。

いわゆる違法入国ですが、たくさんのマフィアが中南米諸国を麻薬とともに行ったり来たりしていていても不思議ではないです。

おかげでアメリカ南部の国境警備隊への予算はうなぎ上り。

それを埋め合わせるため、H1-Bビザのような外国人用就労ビザの申請費が値上がりになるとか。。。むぅ。本当に迷惑な話だ。


一人でパナマからはるばる1000km以上を20代そこそこの若者が旅行できるはずがない、というのも僕が怪しまれた理由の一つではないかと思います。

外国人旅行者用の豪勢なツアーバスとかではなく、僕のように地元民が使うバスを使う貧乏旅行であったとしても、パナマからやってくれば一ヶ月で2~3万円くらいの生活費・移動費はかかります。
それは中米諸国では大金であり、若者が持っている金額ではありません。

もっと言うと、パナマからわざわざ陸路を旅行してくるということ自体が警官達には全く理解できなかったと思います。

パナマからメキシコまで旅行だとぉ?そんなことする意味って何だ?

→ こりゃ、麻薬の運び屋以外の何者でもないなと。
 
もちろん手錠をかけられたり殴られたり独房に入れられたわけではないので、"仕事上、一応検査しておくか"程度だったとは思います。
 
もしかしたら、ちょうど同時期に近くでアジアンマフィアが発見されたなど厳重捜査中だったのかもしれません。

ただ単に運が悪かったのでしょう。

まぁでも焦りましたね。本当に焦った。

あんなに必死に頭をフル回転させてスペイン語を話すことなど今後の人生で二度と無いでしょう。

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ブログ紹介

八方ふさがり

http://blog.livedoor.jp/ike_chan_/

05年よりNew York在住。 現地銀行勤務を経て、09年よりMBA取得に向け大学院にて奮闘中。

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