先日、バンクーバーの近郊にあるサーレー市で、
明るいムードでいっぱいの高校を見つけた。
サーレーはバンクーバーの衛星都市として急成長している大きな市で、
ショッピングモールが並ぶ繁華街があると思えば、
馬が遊ぶ農地や、海岸に面した高級リゾートを思わせるエリアがある。
今回みつけた学校は、サーレーの高級住宅地にある公立高校で、
セーターを着た気さくな校長先生が構内をくまなく案内してくれた。
設備を見せてくれたでけでなく、授業中にクラスをいくつも見せてくれたが、
どのクラスも先生と生徒の表情が生き生きとしていて、
笑い声が絶えないクラスがたくさんあった。
あらかじめクラスに知らせておいたわけではなく、
突然ドアを開けて校長先生が入っていくのだが、
授業をしている先生も生徒も緊張して校長先生を迎えるのではなく、
それまでの表情をくずさずに、ニコニコと校長先生を見ている。
校長先生の方も、「ちょっとお邪魔するよ」って感じて挨拶し、
冗談を言ってみんなを笑わせている。
この校長先生は、廊下で出会う生徒にもよく声をかけていたが、
生徒の方から、親しげに声をかけてくることもあった。
この学校を見ていて、こんな学校に行ける生徒さんたちが、うらやましくなった。
自分の高校時代を思い出しても、
「もう一度あの時代に戻りたい」とは思わないのだけれど、
こんな高校だったら、もう一度繰り返してみたい。
赤丸天
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