らしいですね。
「着こなし楽しむ「山ガール」大ブーム 新商品続々、情報サイト登場」- J-Cast ニュース
どうやら僕は生まれる年が15年早かったようです。
僕が中学・高校と山岳部でひたすら山に登っていた頃は、登山といえば3K(きつい、汚い、危険)と呼ばれ若者達が敬遠するスポーツの一つでした。
高校生の時に初めて彼女らしいものが出来た時も、自分は当時幽霊部員となりかけていた「クラシック同好会」でバイオリンを日々真剣に練習している音楽系キャラであることをアピールし、
実際は部長としてがっつりのめり込んでいた山岳部の話は彼女にほとんどしないようにしていました。若かりし僕は、好きな人にはきれいな所(?)だけ見せたかったのでしょう。
それが今やブームとは。
もしかしたら今頃母校の山岳部は大人気で何倍もの規模になっているのかもしれないとか思ったり。
あぁ登山ガイド辞めなければモテてただろうに。。くそぉ・・・・・・・・(笑)
どうせ僕が日本に戻る頃にはこんなブームなど終わっていて、逆に「遅れている人」みたいになっているんだろう。最悪だ。
ところで、個人的な意見なのですが、山って女性的な感じがしませんか?
コロッと変わる天候は女性の性格そのものだし、四季折々、無限に変化する情景も女性が化粧しておしゃれしているよう。
僕は男性よりも女性の方が精神的に成熟していてどしっとしていると思っているのですが、そんなところも山らしいというか。
凛としているという言葉は男性には使わないですよね。
アメリカではまだ見たことがありませんが、日本の山にはそれこそ凛とした雰囲気を持った山がたくさんあります。
山の神様の多くは女性ですしね。
今ちょっと調べてみましたが、詩や俳句、その他多くの芸術作品で山は女性的なものとして扱われることが多いようですね。
ちなみにスペイン語でMontanaは女性名詞です。
今日勉強した例文に出てきたので一応。
ということは、
山に入り、汗をかきつつ頑張って頂上を制覇するというのは、
好きな女性と、汗をかきつつ、うんぬんかんぬん、、頂上へ、、、と似た感じなのでは・・・・・・・・・・・・・・・だから俺は登山をやめられないのか。
下山時の虚脱感なんて、あれとそっくりだし・・・・・・・・・・・・・
って違うな。
新年早々、独身男の気持ち悪い妄想話になってしまって申し訳ないです。
ふぅ。
[今日の読書]
今日のトピックに関連してさっと一冊読んでみました。

著者:梶原 光政
洋泉社(2010-06-16)
山登りの入門書。山ガール初心者にぴったり。
登山に必要な基本情報が大変丁寧に書かれていると思います。
残念ながら経験者には読むべきポイントはほとんどありません。
しかし、時折書かれている筆者のアウトドアへの考え方が非常に自分と近く、親近感がわきました。是非とも著者の方と話をしてみたい。
例えば、著者は山登りに限らず普段から「歩くこと」を推奨しています。
ページ24「まずは一駅から歩いてみよう」では、浪人の時に、横浜から東京の自宅まで7時間くらいかけて歩いて帰ってきたことを思い出しました。
NYに来てからも、マンハッタンからブルックリンの自宅まで何時間もかけて(10時間以内だった気が)歩いて帰ったことがあります。
いつも電車で通り過ぎてしまうところを、歩いてみると色々な発見があって楽しいものです。
ページ146「野外で夜を明かすということ」も共感できました。
04年にカナダのウィスラーを一人で旅行した時、野外(ロッジの裏手)で寝袋に入って寝ていたところ、警備員に見つかって怒られたことがありました。
ページ155 「駅寝(STB)」も山岳部に所属していた頃よくやっていました。
STBというのは、Station Bivouacの略で、ようは駅で寝袋などに包まって寝るというもの。
寝る場所は駅の待合室だったり、ベンチだったり、床だったり様々。
さすがに新宿や渋谷などの駅だとホームレスの方々と間違われそうですが、地方の駅だと登山客がゴロリと道端で寝ていたりするものです。
朝5時くらいになって始発が走る時間になると、通勤者などの足音で目が覚めるのです。懐かしい。