東京インターハイスクールでは、生徒の育成において知識の習得のみならず、ひとりの人として習得すべきいろいろな要素を大切にいています。
そのひとつには、豊かな心の成長があります。ひとりの社会人として社会に貢献し、同時に自らの人生を幸福なものにするには必要不可欠な成長だと思います。
生徒は東京インターハイスクールに在学中に単位取得を目指し、自分に合った学習計画をたて行動し、成果物を完成して最後には自己評価を行います。この過程において学習コーチは知識の習得のみならず、生徒が気が付いていなかったような無意識の気持ちにもフォーカスを与え、自らの意思に向き合い、そして固めモチベーションに繋げる実践を心がけています。
心には3つの働き、知情意があると言ったのは哲学者カントでした。そして日本の哲学者西田幾太郎の思想にも影響を与えました。
学習コーチの日々のアプローチにおいて知情意は応用されています。なにげない会話の中にもこの知情意の3つの視点から、生徒の成長を引き出せるヒントがあります。
例えばTOEFLでよいスコアを目指している生徒に3つの視点から計画や行動を促すことができます。知:英語の知識はなんのために必要なの?、情:もし目標のスコアが取得できたらどんな気持ちになれる?、意:そのために自分の意思はどのような状態?、といったアプローなチができるでしょう。
また質問だけでなく、承認の際にも知情意を意識することで円滑なコミュニケーションを図ることができます。今、生徒が発言している内容が知情意のどれにあたるかを意識することで、承認する際にも相手の知情意に合った返答を返すことができます。
自らの知情意のバランスを知ることは、新たな心の成長のために非常に役立つと思います。生徒自身も学習コーチもこの知情意バランスへの感度を高められるよう共育をめざしています。
It is well know that a philosopher Kant said mind consists of three elements, intellect, emotion and volition. We, learning coach, can apply these three elements in acknowledging and questioning our students in order to pull their potential out. To be reminded of intellect, emotion and volition helps students and coaches mind grow at the same time.
A.Y.
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