インターハイスクールは、自学自習(セルフラーニング)が基本です。
入学したばかりの生徒たちは、セルフラーニングというと宿題や夏休みの課題ぐらいしか経験がない場合も多くあります。すべての単位について自分で目標や方法、プランなどを決定していくことになるので、卒業までにはかなりの自立&自律学習の姿勢を身につけることができます。
しかし、慣れるまでは多少の試行錯誤が予想されます。どこから何を始めればいいのか?という疑問があまたをよぎれば、まずはよいスタートができたことになるでしょう。
ここで学習コーチの出番です。生徒本人の主体性を尊重するためにコーチは質問を重ね、その単位で生徒がどんなことに挑戦したいのかを発見していくお手伝いをしていきます。
コーチングで質問はコミュニケーションの要といも言える大切な手法になります。その質問もまずは生徒とのたわいもないような会話の中からヒントを見つけ、学習計画につながるような、その生徒の成長につながるような質問へと発展させていきます。
例えば英語の単位で学習計画を設定する場合、
英語が上達したらどんな場面で使いたいの?そのための教材を自分で選べるとしたらどんなものを使いたい?
英語をしゃべる人で憧れの人物はどんな人?
もしも将来英語がすごくうまくなって働いているとしたら、どんな仕事?
今までの英語学習ですごく楽しかったのは、どんな取り組み?
こんな質問を重ねることで最終的には、その生徒にカスタマイズされた学習計画を作成することができます。
自分で決めた学習計画であると、受動的ではなく能動的に取り組むことができます。
自分にぴったりの計画が作成できた次は実際に行動していきます。この段階でもいろいろな経験を生徒はしていくことになりますが、それぞれが自分らしい方法でゴールを目指していきます。