本当は、IBのバイリンガルサティフィケートを取ってもらいたかったのですが、アメリカに帰ってきてしまったのでしょうがないです。
日曜日に、APの結果が返ってきまして、APJapaneseの結果が分かりました。2人ともスコアー5でした。
娘はまだしも、息子は良くキープ出来たなぁ。と思ったより良い結果だったので良かったです。
日本語でも何でも、バイカルチャー環境の子供は小さい時に一度強くインプットすると、消えないものなのですね。まあ、私も自分の英語を犠牲にして日本語を家で話し続けましたから、それも良かったんだと思っています。
それとインターナショナルスクールと言う環境も良かったんでしょうね。必ず日本人がいる環境は子供たちのバイリンガルになる過程において得な環境だったと、日本人の一人もいない公立の学校へ編入してそう思いました。
子供たちがまだ小さい時、家で英語を使わないから、私の英語力は伸びない、いつも恥ずかしい思いをするから、何とかしなきゃいけないんだけど、、、。と思ったものです。が、なぜか、英語なんか後からでも上手くなるさ!それより、子供たちに日本語を教えたい!と思い続け、今に至っています。
幸い、帰国してすぐにリタイアできましたし、ローンもないので、暇つぶしであろうがなかろうが、仕事もしなくっていいので、私の英語はインプットのみでアウトプットのチャンスが余りなくってすんでます。笑 ある意味、思ったとおりになりましたので、それはそれでよかったです。
大人が第二言語を学ぶのはそんなに難しくないけれども、子供がバイリンガルになるのはとても難しいと思ったとおりで、子供のほうを優先してよかったと思います。また、そうできる環境に居れた事がラッキーだったと思います。
しかし、APの日本語は外国人用の日本語検定(アドバンス)みたいなものですから、もう少し勉強してもらいたいと思っています。息子は大学に上がってから、外国語が必修になると思うので、日本語かドイツ語を取ってほしいと思っています。出来ればドイツに留学して欲しいと思っていますので、すっかり忘れたドイツ語をもう一度って言うのもよいと思っています。
一生懸命日本語を教えて来たは来たんですが、あんまり日本語、日本語とこだわる自分が何故かいませんでした。何語でもいいから、人の話を聞いて深くものが考えられれば、それでいいや~と思っていました。なので、息子は、小学校5年生から6年生まで補習校に通ったきり。(その前までは日本在住)意外にきっぱり諦められました。
その後、日本語の勉強はこのAPJapaneseのみが日本語の唯一の勉強でした。フランクフルトのインターでは、ドイツ語とフランス語をとっていましたので、それ以上日本語を補習校でなんて、かわいそうで出来ませんでしたから。。。。
けど、小学校までの日本語の基本と、家庭で使う日本語でこのような結果になるのだと思うと、補習校で出会ったお母さん方が、なぜ、あんなにも拘りがあったのかがちょっと理解できませんでした。
バイリンガルのコツは小学校までのインプットではないのかな?と強く思います。特に今、教科書で学ぶより、インターネットで学ぶ方が、断然日本語が身に着く世代の子供たちですから、、、。(ツールを自由自在に操れるし、自由なトピックから日本語を学べる世代)
今からバイリンガルを目指すご家庭の皆さん!小学校までしっかり両方勉強させるのがコツだと思いますよ。その後はどちらかの言語に力を入れてかまわないと思います。母国語を台無しにするようなインプットは損をしますよ!母語は心の言葉です。勉強は子供が属する社会の言葉、母国語で。
うちの経験からメインにした言語(母国語/うちの場合英語)は高校生までBですが(Aを取るのが難しい、英語が苦手)、焦らず待ってあげてください!きっと大学で勉強しているうちに英語もまともに書けるようになるはずです。ってか、ならなければ困るのは本人ですから、必ずそうなると私は信じています。
小学校までの日本語の勉強に欠かせないのが、小さい時からの日本語の読み聞かせ、日本語のビデオ、家庭での日本語ですから、いきなり補習校に子供をいれて、出来ない!と子供の事を嘆くのではなく、基本を教えなかった自分を反省してくださいね~!そういう人を見てるとそれはないだろ!と思います、私。補習校は学習塾でも、家庭教師でもないですから。。。基本知識インプットは親の仕事です。
私はそれなりに、子供と日本語で関わってきましたので、良い結果が出たのだと思っています。
勉強する方も、教える方も、「続けさせる」が目標じゃなく、「興味をもって」がキーワードだと思います。じゃなきゃホンモノの言葉は身に着きませんからね。
それには、日本食も作ってあげなければなりませんし、日本にもたまに帰って、いろいろな所に連れて行かなければなりません。親も、日本人であり続ける事が必要かもしれません。
その点、主人の仕事で各国を転々と出来た私は、一つの国に染まることなく、「日本人」でいやすかったのだと、環境に対して感謝の気持ちがあります。アメリカ人には絶対になれませんし、日系移民の領域にも私は入らないだろうと思っていまし、今更無理!と思ってます。(これも諦めが早い~!)
しかし、最近気付いたのですが、それもそんなに否定されないのがアメリカ!本当に懐の深い国ですよ!さすが移民の国です。差別する人も多くいるので損をすることもありますが、たぶん私みたいな人が多すぎて、Careしない(すっかり慣れた)と言うのが本音でしょうけど。。。
要は「私は私」で、この国でやって行っていけるっていうのがポイントですね。それは日本とは違う利点ですね。移民の国の利点なでしょうね。
ま、相変わらず車がないとどこにも行けないこの国が、物凄く不便で慣れませんが、徐々に諦めて何とかなるようになってます。
どこか田舎に引っ込んで、早くマイペースなヨーロッパ人が好むような、人間らしいリタイアをしたいと思っています。
今年は娘、来年は息子と、トコロテン式で子供が家から出ますが、今まで一生懸命子供と関わって来たので、寂しいよりも、嬉しいが先に立ちます。
これからは、大学の教授、お手本になる学生から、色々と学ぶ事でしょう。私達親の役目はここで一旦スローダウン。心の面と、お金の面でのサポート以外は必要なく、後は外で学ぶ時期ですよね。
子供が家から出て寂しいという親御さんもいれば、私のように、「ま、気を楽に!サンクスギビングまでの長期キャンプと思ったらいいさ!そしてこのブートキャンプが乗り越えられれば、キミは大丈夫さ!」と思える親もいるんですよね。
ずーっと、専業主婦で子供と一生懸命関われた私だからゆえに、こんなに風でいられるんだと感謝しています。そう選択できた環境に感謝しています。