今年最後ということもあり、岡田幹事長の定例会見を料理を作りながら見てみました。
岡田幹事長定例会見 12/27/10 - 民主党ホームページ
なんだこれ。ひどすぎる。
1. 「政治とカネ」
国民の一体どれだけの人がこの小沢氏の問題に興味ありますかね?
少なくとも僕は全く興味ないですが。
岡田幹事長は「国民の皆様が興味がある」と言っていますが、きっと大手メディアが恣意的に作り上げたアンケートか何かを見て言っているのではとか思ってしまいます。
そりゃ金の問題はきれいに越したことはないですが(おそらく小沢氏はただハメられているだけという説が有力ですが)、政治活動に大量の金が必要なことなど当たり前過ぎることであって、完全クリーンになんて言ってたら、何も成し遂げられないという話ですが、、、いかがでしょうか。
法律って必ず解釈の違いによるグレーゾーンがあるもので、そこを狙えば簡単にハメられるし。
まぁこれは僕も実際に小沢氏の疑惑の資料を分析したとかではないし、たとえ資料を見てもそんなことできないし、所詮、何人かのフリージャーナリストの受け売りの意見に過ぎないのでこれ以上は踏み込まないとしても、
唯一はっきりしているのは、
こんなことよりもっともっと重要な問題が山積している中、権力闘争なんぞしている場合なんでしょうか、ということ。
鈴木宗男氏に関しても色んな意見があって素人にはよく分からないのですが、少なくともロシア外交のキーマンである彼をあんな処遇にしているうちに、メドベージェフが北方領土に上陸。もうあの島々返ってこないよ。どうしてくれんだよ、ということ。
おまけにロシアのことなど何も知らない人が大使になる→当然クビ。なにこれ。
物事には優先順位というものがあるのではないでしょうか?
2. 「どうしようもない質問の数々」
これに一番驚きましたね。
名立たるメディアの記者の方々のあまりに質の低い質問。
同じような質問をして、
「それは先ほど申し上げた通りです」って。そりゃそうだ。
ひどいのは、
「節度をもった質問を・・・・・」
と幹事長に叱責される記者の方。(産経だったかな)
これがメディアを代表してきた方々かというような、どれもこれも同じようなまったく広がりの無い質問だらけ。
国のトップの立場にいる人間の時間を一時間も使わせているのだから、それこそ濃い意味のある質問を投げないと、税金の無駄になります。
いい質問は、数回に一回のみ。
いや、これは本当にひどい。
3. 「これが議論?」
政治家というのは普段国民一人一人と接する時間がないので、国民との間に意識・情報の格差が生まれるのはしょうがないこと。
であるがために、国民の意見を日々紙面に落とし発表することを生業にしているメディアが、政治家と国民の間を取り持つ中間業者となって、国民が本当に何を考えているかを政治家に直接口頭で伝えるのがこの場の主旨であるはずですよね。
もちろんそこには前述の通り格差があるため、当然その格差を埋めるべく両者で議論が起きるはずです。
政治家「我々はこう考えている」
メディア「でも国民はこう思ってますよ」
政治家「なるほど。しかし我々は(国民が知らない)こういう情報を持っているからこのような判断を下した」
メディア「なるほど、しかしそれは国民の意思とは遠いものです」
などなど。
岡田幹事長が「オープンな場なので議論頂ければと思います」と冒頭部分で言っているにも関わらず、
一人の記者が質問し、それに対して幹事長が答えて終わり。
誰も言い返さないし、幹事長が適当にごまかした回答に突っ込みもしないし、他の記者がそれに割り込んでくることもない。これは議論でもなんでもないのでは。
例えば朝日と産経の記者がそれぞれの持っているデータなり分析力の違いで記者同士が意見をぶつけあって、そこに幹事長が割って入るという場ではないのでしょうか?
きっと幹事長に質問できるのは、各社とも一騎当千の記者であるはず。
それくらいの記者だったら、自社を代表して堂々と他社並びに政治家を焦らす高度な議論をしてくれたらなぁなんて僕のような一般人は思うのですが。
わざわざビデオにして流しても、この程度だったらどうせ誰もが分かっていたような答えしか引き出せてないし、ほとんど見る意味が無いというか、なんだか拍子抜けです。
さて、
今年もお世話になりました。
皆様良いお年を。
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