エドモントンのカメラ店“マクベインン”に不思議な電話があった。
マクベイン店長とプライベートに話したいのでアポを取りたいという。
マクベイン店長が半信半疑でその人と会うことを承諾したところ、
当日、時間通りにその人が現れた。
貧相な服装の中年の人で、あまり健康そうには見えない。
その人いわく、カメラを買いに25年も前にこの店に来たところ、
店員がいろいろと見本を見せてくれたが、
いざ買う段になって、店員が間違えて
買った以上のものを買い物袋にいれてくれた。
客はそのことに気付いたが、何も言わずに店を出た。
そのことが心に残っていたたので、
その支払いをするために戻ってきたと言って、
その人は、封筒に入れた600ドルを店長に渡した。
500ドルはカメラの値段で、100ドルは寄付だという。
感激したマクベイン店長は、
500ドルを地元のクリスマス基金に寄付することにして、
100ドルをその人にクリスマスプレゼントとして返した。
店長とこの人は、しっかり握手をして別れたそうだ。
この話を報道した地元紙に、店長は、
「長い間、どれだけ彼が苦しんだのか、想像もできない」
と語った。
赤丸天
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