ここ数年、国内外の学校現場で、子どもたちが楽しみながら「生きる力」を身につけることのできる活動として「映像制作」が注目されています。
背景には、スマートフォンやタブレットなどの普及により誰でも気軽に撮影や編集ができるようになったこと、YouTubeやFacebookなどによりアマチュアでも作品を世界に向けて発信し、さらに、世界中から瞬時にフィードバックがもらえるようになったことがあると思います。
東京インターハイスクールでも、2月に渋谷キャンパスで行われたオルカフェスタ(学習成果発表会)で、優れた映像作品の展示があったことをご記憶の方もいらっしゃるでしょう。
卒業生の中には、デジタルハリウッド大学をはじめ、クリエイティブ系のコースに進学する者も年々多くなっています。
映像制作は、当校で実践しているPBL(Project Based Learning)に最適の活動とも言えます。
・身近な生活の中からテーマを見つける(発想)
・テーマが決まったら、どのように伝えるか考える(プランニング)
・撮影(プランの実行)
・編集(プランの修正)
・作品の視聴(振り返り、自己評価、相互評価)
映像制作に必要なプロセスの一つ一つが、まさにPBLですね!
では、映像制作を通して子どもたちは何を学べるでしょうか。機器を使いこなす技術、芸術的な表現力、セリフを考える言語力、作品ごとのテーマに関する知識(歴史であったり科学であったり)に加えて、
・生活の中での好奇心や感性
・コミュニケーション力(伝える力)
・精神力や忍耐力(作品を締切までに完成させる)
そして、もしグループで制作を行えば、
・協調性
これらはすべて、社会で生きるための力そのものではないでしょうか。
当校では、個々の学習の他に、学校紹介ビデオの制作に生徒の力を積極的に活用するという方法でも、映像制作を学校現場に取り入れる動きがあります。
映像作品を学校の外で発表できる場もいろいろありますが、当校の生徒の特徴を発揮できそうな場としては、こういうものにチャレンジできたらいいですね。
UFPFF 国際平和映像祭
学生などの若者を対象とした平和をテーマにした映像祭。2011年より毎年9月21日の国連が定めた国際平和の日=ピースデーに合わせて開催されます。ただいまエントリー受付中(~7月21日)。
http://www.ufpff.com/
海外赴任時に必要な予防接種や健康診断が可能な全国のクリニックを紹介しております。