【子どもの心のコーチング】
今日は、以前当校にも講演にお越しいただいた、ハートフルコミュニケーション代表理事の菅原裕子先生の子どもの心のコーチングの講演会&グループセッションがありました。
子どもが「できない」状態であるときは保護者として、その子を育てる(お風呂に入れてあげる・ご飯を食べさせてあげる等)。しかし、子どもが「できる」ようになり、手の中にいつまでもおいておけない年齢になったら、大人は支える存在に変わる。
というのは、いつまでも保護者でいられない代わりに、親を含め、その子の周りにいる大人は、“その子が幸せになる道をその子が自分で導けるように支える”存在にはなれるということ。
子どもの心を育てるには、
1.愛すること
2.責任
3.人の役に立つ喜び
を伝えることだと菅原先生はおっしゃていました。
1.
プラスの言葉を投げかけると自然とそれは子どもの潜在意識に変わり、何か困ったことがあっても、自然と子どもは困難に打ち勝つ気持ちや行動につながる。
2.
自分の行動が原因で自分が不快な気持ちになったとしても、それから逃げず葛藤し、考える力を持つことで、次につながる力を身につける。それは、自分自身の言動に責任をもてる人間に育つひとつになる。
3.
小さい子どもが親のお手伝いをしたときに、“あなたは良い子だね。”と伝えるよりも、“ありがとう。助かったよ。”という私メッセージを子どもに伝えることで、親だけでなく、周りの人に優しくしようという気持ちが自然と育つ。
また、講演会では来場者同士でペアになり、こんなときどんな反応しますか?というミニロールプレイもありました。
ロールプレイを通して菅原先生がおっしゃっていたことは、“子どもの何気ない一言に隠されているシグナルを受け取り、耳を傾けること”。
自然と大人は子どもにしてる期待を無意識に子どもに押し付けてしまっているため、子どもは大人に聴いてほしい心の声も言えないでいる。まずは、子どもの発した言葉を優しく繰り返すことで、“あなたの声に耳を傾けているよ”ということを伝えることが大切だとお話していただきました。
菅原先生の講演会を終えて、心が温かくなりました。
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