東京インターハイスクールでは、"Occupational Education"(実務学)という科目があります。社会と接点を持ち、その中で社会に貢献することを学ぶ科目です。生徒たちは、アルバイトやボランティアという形でこの単位を取ることが多いですが、このところ、アルバイトを積極的に行う生徒が増えてきたようです。中でも接客業が多いのですが、当校の生徒は「接客」に関しては難なく、むしろ楽しくできるようです。
「新米だし高校生だから、仕事仲間にカバーしてもらえた!」
「英語での接客も多いから英語を活かせて楽しい!!」
など。
ところが、当校の生徒でやはり気になるのはバイリンガルゆえの言葉の難しさです。
「あれもこれも一度に沢山教えてもらったけど、まず覚える量がものすごく多い上に、カタカナが多くて大変だし、オーダーは全部省略形で通さないといけないから、それも覚えるのが大変で、、、、でも、一生懸命教えてくれたり、読めないところには英語で書いて貼付けてくれたりと親切にしてもらっているから、すぐに辞めたいなんて言えない。。。でも、すごく大変で、、、」
新しい仕事だけでも大変なのに、言葉の壁がある、親切が嬉しいから無責任にはなりたくない、裏切りたくない、とアルバイトを始めて一週間も経たないうちに様々なことを学んでいるようです。
英語が使えることは素晴らしいが、日本で生きて行くためには日本語も学ばないといけないということを身を以て知った経験でもありました。
こうして経験して社会の一員となるには何をどうしていったらいいのか知るんですね。
ついついコアな科目の英数理社ばかりに目がいってしまいますが、私は個人的に(?)「実務学」をどう生徒たちが学んでいくのか、そこが非常に興味深いし楽しみに感じます。
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