サルバドールの教会は、金の彫刻、銀細工、青と白のタイル画
そして華麗なるバロック建築。煌びやかな祭壇。お金と栄誉の象徴でもあるのですが…
そんな中、たったひとつ
「黒人の黒人による黒人のための教会」があります。
Igreja de Nossa Senhora do Rosário dos Pretos
まだ奴隷制度があった時代奴隷達が燕がツバメの巣を作るように命を削りながら建てた教会。
爽やかなブルーの教会
マイケルジャクソンのミュージックビデオの舞台となった
かつては奴隷市場だったペロウリーニョ広場を少し下ったところ。
そこには美しすぎる奴隷のアナスターシャ お墓や肖像画も存在します。
Escrava Anastácia 
「美しすぎる青い目の奴隷アナスタシアは、主人の愛人になることを拒み、口かせと足かせをはめられ死んでいった」という実話です。
当時、黒人奴隷は主人の言いなりになるのが当たり前の時代に、自己の尊厳を守り、命と引き換えにした彼女は世界中の黒人から崇拝されていました。
ある時期、政治判断でその事実をもみ消した時がありましたが、マンデラか、誰かがまた復活させ歴史を忘れないために、
今ではお土産の人形となっています。さて、表向きはカソリックに改宗を余儀なくされていた黒人たち。
こちらの教会を建設したような敬虔なカソリックもいれば、表向きはキリスト教に改宗したように見せつつ
新しい黒人密教も誕生しました。そのアフロ密教とは…
それは…また後日ということで
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