今日の昼食はオニオン・ナン
11日(火)雲一つない快晴。今日は日本は「建国記念の日」という架空の日。この日が記念日になったのは、私が教師になった67年だった。この日が歴史的に架空の日であることをはっきりさせるため国会審議の過程で「の」が挿入されたことを若い人は知るまい。
しかも国民の祝日に関する法律の日の中で唯一「政令で定める」日となった。世界の大半の国は独立戦争を勝ち取った日か国内の革命によって王制を打倒した革命記念日を独立記念日としている。日本のそれは神話に基づき紀元前660年2月11日が建国だと決めた。
最初にこの日を「紀元節=建国記念日」としたのは明治政府で、当初1月29日とした。しかし、その後太陽暦に基づいて計算し直したら2月11日でした、と訂正された。そもそも紀元前660年というのは縄文時代で、国の形も日本という呼称もない時代のことである。
これも果物?
明治政府が将軍様は知っていても天皇様を知らないのはよろしくないと、考え付いたのが神武天皇の建国神話であり、君が代であり、天長節(天皇誕生日)であった。それは見事に成功した。戦後その復活を目論んだのが自民党政権だったが、22年を経て復活させた。
今日の首相官邸のHPを覗いてみると、首相として初めてという「首相メッセージ」が全文載っている。「私たち日本人には、田畑をともに耕し、水を分かち合い、五穀豊穣を祈り、・・豊かな伝統」まで異議はないが、だから、この架空の日に誇りを持てと言われても。
「建国を偲び・・私たちの愛する国、日本をより美しい、誇りある国にしていく責任を痛感し、決意を新たにしています」この首相の下で、最低あと3年も我慢を強いられるのかと思うと、暗澹たる気持ちになるのは私だけか。海外からこの忌まわしい日を悼む。
南国の花
今、目の前にある現実は原発事故によって故郷を追われた15万人近い人々であり、今も垂れ流され続ける放射能による美しい国土の汚染であり、欠陥商品である原発プラントを「世界一安全」と恥ずかしげもなく売りまくる、誇りなき日本政府の姿ではないか。
靖国参拝に始まり、従軍慰安婦問題の否定、竹島・尖閣列島の固有領土を教科書に記述を強制するなど、次々と中韓両国との対立を煽り、軍事力を増強しておいて、「いつでも話し合いの扉は開いている」と平然と言ってのける傲慢不遜な態度で信頼回復は望めない。
私の仲間たちは、今新潟の一角でこの日に抗議する集会を開いているはずである。この日が創設された当初はこの日に反対抗議する集会が圧倒的だったのに、今は安倍の期待通り、祝う集会が大きくなっている。海外の一角からこの日を悼む心を日本に届けたい。
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