昨日は娘の誕生日、18歳になりました。
全く運転の練習をしたがらない娘は、
パーミットの期限が切れたので主人と一緒に
DMVへ書き換えに行きました。
18歳からは大人扱いなので、
パーミットの期限は通常のライセンスと同じ5年間。
練習も私とだけでよいようです。(コースを取らなくって良い)
昨日は朝から、大掃除もどき をしてました。
日本のように一度に家中ピカピカ大掃除というのは
ここウン十年していません。
オーブンや換気扇の掃除は大抵引越しの時でOKでしたので
わざわざ、暮れの忙しい時にしなくっていいのです。
大掃除は春の暖かい時期にするのが欧米風です。
私はこの方が好きです。
特に何することもなく、
娘の友達(ボーイフレンド?)が遊びに来て、
一緒にご飯を食べました。
思えば、娘、
わずか生後二ヶ月で飛行機に乗って赴任地へ、、、
この子達の人生もめっちゃ忙しかったのだよなぁ~と
つくづく思いました。
この暮らし(外交官家庭)は引越しが多くて大変だけれども、
色んな国へ行けて、さまざまな経験が出来る得な面もあります。
前にもお話しましたように、
主人は早めのリタイアと、入省当時から考えていましたので
出世より、赴任地の良い所と、仕事を選んできました。
なので、人には、羨ましいな~良い赴任地ばかりで。。。
とよく言われましたね。
ドイツ(フランクフルト)に始まって、クロアチア、日本、オーストラリア
次は僻地か?と、思ったものの、またフランクフルト!
20年間で中国やアフリカ、南米など大変な土地には
一度も行く事はなく、リタイアできたのが良かったです。
赴任地も見て分かるように、大変住みやすい土地ばかりで、
それゆえに、生活を楽しむことが出来ました。
ドイツ、クロアチアとヨーロッパでオーストラリアも
どちらかといえば英国の影響が強くヨーロッパ的でしたので、
私達の生活はどちらかと言うとヨーロッパの影響が強いですね。
神戸も土地柄、ヨーロッパの影響が強いですし。。。
食生活も、アメリカの食生活はお世辞にも
あまりいいものではないので、ヨーロッパの食習慣がついたのは
子供達にとってよかったです。
ナイフとフォークの使い方も上手くなりましたし。笑
クロアチアでは、野菜やフルーツは青空市で買ってきます。
新鮮な野菜でしかも、ほとんどが農薬なしのものなので、安心です。
驚いた事に、野菜が嫌いな娘が、
サラダやフルーツをもりもり食べはじめた事。私も思いましたが、
クロアチアは野菜、果物がものすごく美味しかったです。
食べ物に特に気を使ったことは無かったのですが、
アメリカに住んでいれば、もっとお肉やジャンクフード、ソーダポップを
大量に摂取していたかもしれませんね。
ソーダポップに関しては、今でも、滅多に飲みません。
良い食習慣の基本が作れたのはベネフィットと思ってます。
文化的なもの、、、
これも海外にいて、とても楽しみながら学びました。
クリスマスやイースターと言った季節季節の行事の意味や、
季節季節のデコレーションの楽しみ方。
四季の楽しみ方は日本に似ています。が、行事そのものの楽しみ方は
日本とアメリカではとても似ているように思ってます。
日本もアメリカも商業と行事が一緒くたになっていて、
ほとんどの人は、本来の意味すらも知らない人が多いですよね。
私は日本だけ?そうなのか?と思っていましたが、
影響を与えたアメリカがそうなのを知ったのは、嫁に行ってからでした。w
戦後のアメリカの影響はとても強く、季節折々の行事は
直結で、商売と結びついてしまっています。
これが英語圏の商売だと、今、私は思っています。笑
だから、
2、3日前のアメ横の風景は、実に日本的な風景だ!
と、日本の正月が唯一日本として残ってる、
商売のように感じるんですね、私は。
あれが本来の買い物!
お正月を日本人らしく過ごす為のものなんでしょうね。
日本のバレンタインとはまた別なものなんですよね。
ヨーロッパ(英語圏でない)はまだ、本来の意味のほうが大事で、
宗教的イベントは、なんとなく厳かな感じがまだ残ってると思います。
日本の正月チックな感覚があり、それを現地の人と一緒に楽しめたのは
いい経験になったと思ってます。
特にヨーロッパのクリスマスマーケットは
現地の人が、ウキウキしてるのを見るのが楽しかったです。
これがないと、この寒い冬、越せないよね~!
とも思いましたから。笑
何も、宗教イベントだけでなかったですから、
旅行へも数少ないですが行けましたし、、、。
タスマニアの旅行では人生初めての流れ星を見れましたし、
地球って広いんだなぁ~!グローバル感覚が生まれましたし。
毎回何かを発見するごとに、もしかして、
こんな生活も悪くなく、逆に沢山いろんなことが学べるかも?
と思ったりしました。
ホームリーブでは、主人がDCに行ってる間、
私と子供達だけで、
JRパスを利用して、日本国内の旅行を楽しみましたし。
主人が出張中は、
ドイツ国内をはじめ、ロンドン、パリと観光できましたし。。。
少ない旅行でしたが、色々見てこれました。
住むロケーションも、
シティーに歩いても行ける、ドルンブッシュ(ドイツ)、
金持ちの多い、ブリタンスキー・トラグ(クロアチア)、
日本人憧れの、阪急苦楽園(関西)、
これまた、便利なオフィス街セントキルダロード(メルボルン)。。。
自腹切ったら払えないような家にも住めましたし、
本当は金持ちでもなんでもないのに、
金持ちの暮らしが垣間見れたし。。。笑
でも、勘違いしないように生きられたし。。。笑
経験だけでも出来てよかったと思ってます。
(金持ち疑似体験)
学校、教育、、、
私たちが、アメリカに帰ってきて振り返った時に、
一番ベネフィットに感じたと言えるのは、ここの部分でしょう。
私たちが選んだ学区は、
アメリカにしてはとてもいい質の学区だと思っています。
子供達の、コースも先生も、カウンセラーも何一つ文句は無いです。
が、やはり、
海外の質の高い教育をインターや、私立で受けられたことは、
子供達の人格形成に大いに役立ってます。
ただ単に、アカデミックなことでなく、
キャンプやスポーツ、習い事などを通して、
ものすごく奥の深い教育が出来たと思ってます。
アメリカにずーっといたなら、
こうはいか無かっただろうなと、感じています。
だいたいアメリカ人は海外の事、知らな過ぎるし、
関心ないし。。。w
海外で大変な思いをして帰って来た子供達。
が、それこそがベネフィットだったと思っています。
両親がリタイアしてますので、
今までに比べると、まったりしすぎな毎日で
刺激が少し足りないみたいですが、
これからは、地道に人生を歩めるので、
地面にしっかり足をつけて、大学で勉強して欲しいです。
かたや私は、
絶対にアメリカ人になれないだろうと感じています。w
もう無理です。爆
私はたぶん
一生日本人のまま海外で過ごすのだろうと思ってます。
と言うか、20年もこんな暮らしをしてると、
アメリカ人の中に入れないとか、そういったことは
悩みでなくなりますから。。。笑
私の中で当たり前すぎて、
なんとも思わないというか、何と言うか、、、
それでどこが悪い!とすら思ってます。
もう遅すぎますね~!笑
私は一生外国人のまま、この土地で老いて行く、、、。
悲しくっとも、情けなくっとも、なんとも感じていません。
逆で、日本人のままでありたいと思ってます。
主人が先に逝ってしまった場合、
お金持って、さっさと日本に帰るつもりでいますし、、、。w
海外にいて、アイデンティティーを確立したのは、
子供のみならず、私もだったんですね~!笑
やっぱ、子供のときから培って来たものは、
なかなか変えられませんね~。変える必要もないのだと思うわ。
仕事もしてないしねぇ~。。。とこんな風に思えるのは
アメリカ人と一緒に仕事する必要がないからでしょう。
このポイントでも、私はラッキーだったと思っています。
私を無理に変える必要がなかったんです。
たまに、あの時、国務省に呼ばれなかったら。。。
と、他のアメリカ人と結婚した人と自分の人生比べますが、
私は、これでよかったと思っています。
世界のあっちこっちに、3年に一回引越し、
一等地に家を用意してもらい、金持ち疑似体験をし、
各種のイベント(レセプション含む)に参加し、
地元の人に色々教わり、日本ではない四季を楽しみ、
日本にはないものを食し、日本にはないものを使い。。。
日本にはない感覚を身に付ける。。。
本当に毎日が経験、勉強の繰り返し。
そんな暮らしも悪く無かったです。
でも、またそういう暮らしをしたいかと言うと、
答えは、NO! ですね。笑
やはり体力があって若いうちだけですよね。
子供達も本腰入れて勉強する時期に入りましたし、
リタイアして正解だと思っています。
今この時点で、テキサスは大晦日のお昼時。
日本は年が明けてますね。
あけましておめでとうございます!
娘は毎年恒例の日本の友達とスカイプお年賀。笑
いまどきの子供です。笑