11日(土)晴れ後曇り。年末に忘年登山に誘われているが、膝に不安があり参加を迷っている。様子を見るために角田山に登ってきた。五ケ峠口は倒木や落石のために道路が閉鎖されており、「福井ほたるの里コース」から登る。頂上には20人ほどの登山客がいた。
2.9キロのコースで頂上付近はかなり急だ。登りはなんの不安もないのに、下りは蟹の横這い状態で下りるため、登りと同じ1時間35分を要した。人気の山で県外客も多いらしい。そのためもあり、登山道が荒れて年末までの計画で整備作業が行われていた。
「やはり原発はいらない」のシリーズをしばらく休んでいたが、一段落したので「原発のゴミ」と改めて、原発問題を取り上げたい。この間、高速増殖炉もんじゅの稼働が少なくとも一年は延期になりそうとか、浜岡原発のプルサーマルの延期のニュースもあった。
神津カンナ(中村メイコさんの娘)が原発普及推進に一役買っていることもわかった。巻原発反対の住民投票が実施されようとしていた頃、東電は考古学者の吉村作治氏を登場させ原発のクリーンさと安全性を宣伝した。彼らに共通していることがある。
原子力発電は日本のエネルギー源の3割以上を占め、温暖化対策としても不可欠であることを前提にして、クリーンで安価で安全だと主張する。私たちはこの論理にほとんど納得させられてきたのではないか。特にCO2削減の切り札として宣伝されている。
結論から言えば、私はこの全てに疑問を持っている。先ずはクリーンさについて。放射能ゴミほど汚くて半永久的に処理不能なゴミはない。安さはどうか、今まで各電力の単価が公表され、安さが強調されてきた。だが原発ゴミの処理費が一切含まれていなかった。
これは今まで国民を欺いてきたと言ってよい。これから日本の原発は次々と寿命を迎え、廃棄の時期が迫っている。日々排出される低レベル、高レベル放射能の廃棄物処理さえ確定していない。まして原発本体の廃棄方法も費用も試算さえされていないのだ。
安全性に関して言えば日本の場合、欧州に比べて格段の危険性は地震である。この狭い国土に54基もあり、さらに20基の建設計画があるとは、欧州人ならずとも信じ難い。現段階では放射能ゴミの処理方法として地下埋設しか考えられないが、地盤の危険性もある。
私はこれから、ない知識を駆使して原発廃止を主張する根拠をあきらかにしていきたい。先ずは全国54基の原発から吐き出されている大量の放射能廃棄物(核ゴミ)はどこにどのようにして処理されているのか、国民はどれほど知らされているだろうか。
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