先日TBSの動画ニュースを見ていたら、9月から東大も世界に向けてMOOCS(ムークス:大規模公開オンライン授業)https://www.coursera.org/を実施し始めた、ということでした。
前回の講演会冒頭の挨拶で、学院長よりMOOCSについてお話があったので、記憶していらっしゃる方もいると思いますが、日本で初、東大もついに参加、ということは日本の教育も海外に向けて開かれていくことが本格的に始まるのではないでしょうか。
テレビニュースでは、日本でインターナショナルスクールに通う女子生徒が、自宅に帰ってからMOOCSで東大の授業を受けている風景が映し出されていました。
また、休日にはオフ会のような形で、東大キャンパスでのオープン講座も行われ、直接先生や他の参加者と話をする機会も得られるようです。
当校ではこの活動がそのまま学習の単位になりますので、まさに自分のレベルがついていけば、早いうちから大学レベルの教育を受けられるようになります。
MOOCSが始まる以前から無料の公開講座はたくさん用意されていて、これは東大もそうですが慶応、早稲田などの私立大学のコンテンツも日本語でみることができます。
東大は東大TVhttp://todai.tv/というサイトが用意されていて、今見られるコンテンツとしては「137億年の物語ができるまで」というのが非常に興味深かったです。これは「137億年の物語」という著書を書いたクリストファー・ロイド氏が、なぜこの本を執筆するにいたったか、ということを公開の特別講義でお話した内容です。エピソードをたくさん織り交ぜながらテンポよく、しかも明瞭で簡単な英語で話しています。自身の娘さんが小学校に入った途端に不登校となりホームスクールを実践するところから話しているのですが、まさに当校の理念にぴったりのお話でした。人間は生まれてから好奇心の塊で学び続けるが、学校に行き始めた途端、退屈という名の病気にかかってしまう。学校も仕事も辞めて半年間ヨーロッパをキャンピングカーで旅をしながら、興味に従ってさまざまな題材を通して基本的な数学、科学、体育、ディスカッションなど、いろいろな学びをすることができたということです。そして最終的に旅を終えたときに、さまざまな事柄を学科に分けて学ぶのではなくて、トータルに学べる本を書こうと思ったそうです。
1時間の講義でしたが、聞き入っている間にあっという間に見終わってしまいました。こうした魅力的な授業を自分で選択して聞くことができる環境はオンライン教育の醍醐味だと思います。
みずからが問題意識を持ち、考え、実践していく力を持つ人材が求められている今日、教育の中でも、また、そうした姿勢で取り組むことのできる人材を育てていく必要があります。
教材を選ぶというのは、その第一歩になるのではないでしょうか。
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