芋のようなカブ
26日(月)晴れ。2020年のオリンピック開催地が来月7日に決定するということで騒いでいるのは政府とスポーツ関係者だけではないか。「反対」を言いにくい雰囲気作りが行われている。私は「反対」である。安倍など政府関係者は「国威発揚」と経済効果しか考えていない。
純粋にスポーツの祭典として楽しむなら、別に開催地になることもない。経済の浮揚効果を期待するならマドリードやイスタンブールに譲ったらどうか。64年の東京オリンピックがそうであったように。そもそも石原前都知事が国威発揚のために言い出したことではないか。いつの間にか、乗せられている。
1936年のヒトラーによるベルリン招致は明らかにその狙いだったし、40年に決定され、日中戦争の泥沼化で返上した東京オリンピックもヒトラーに倣ったものだった。64年の招致は戦後復興の象徴としての意味はあったとの見方もできようが、これ以上東京を破壊して欲しくはない。
これも果物らしい
実は前回ここを退去する時に、シンガポールやマレー半島で日本が何をしたかについて、少しでも知ってほしいと思い、図書館に拙著を置いて行ったのだが、来てみると、誰かが読んだらしく、あちこちにペンで書き込みがあり、罵倒する内容が書き連ねてあった。
失望した。良識ある人が図書館の図書にペンで書き込みをするだろうか。しかも内容が、日本軍がここに来たのは「侵略のためではない」という意見はともかく、欧米諸国がアジアの植民地支配でどんなにひどいことをしたかを書け、それに比べれば・・式の意見なのだ。
私は過去に授業でも講演でも欧米の植民地支配を正当化したことも、弁護したこともない。まして、日本の支配と比較してどうのという視点でこの本を書いたのではない。自由主義史観論者たちの論法なのだ。私は日本がアジアでやった事実を正確に知るべきだと。あまりにも知らなさすぎるのだと。
甘き物も飛ぶように
世界のいかなる国の植民地支配も正当化できる事例などない。スペイイン、ポルトガルの中南米支配の過酷さ、アメリカの奴隷貿易に始まる黒人に対する差別、オランダ、フランス、イギリスによるインドネシア、アフリカ、インド、インドシナ諸国での略奪など。
程度の差こそあれ、他国に侵略し、人や物を略奪、殺戮し、心まで支配することが正当化できるはずがない。時代がそうであった?だから許されるのか。過去の事実を正確に知り、二度と同じ過ちを犯さないと決意することこそ、歴史に学ぶということではないのか。
1819年にシンガポールを植民地にしたラッフルズという人物は学校や植物園を作り、自分自身もインドからの船中でマレー語を学んだ。だから、彼は植民地主義者として、正しいことをしたのか?そうではない。彼はいかにシンガポール支配をスムーズに進めるかに日夜腐心していただけである。
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