同僚の学習コーチに招待券をもらって、品川区で行われた、「夜回り先生」で有名な水谷修先生の講演会に行ってきました。
水谷修氏については新聞で読んだことがあり、その活動もなんとなくは知っていましたが、あまりにも情熱的で、「自分だったら無理!」と思う感情が先行し、今まで著書を読んだり興味を持って知ろうとしたことはありませんでした。
今回初めての講演会でそのお話しを聞きましたが、2時間弱を一切休むことなく、滑らかかつ情熱的に語りかけられ、その口調から発せられる、時に辛辣なことばのひとつひとつが22年間の経験によるものであることが強く感じられ、それらは学習コーチであると同時に未成年の子供を育てる親としての自分の心に強く響くものがありました。
20年来の数々の壮絶なエピソードと共に語られたそれらの言葉のなかに、日ごろ我々が旨としているコーチングのコの字も登場しませんでしたが、ひとは認められることで自信をつけること、ほめる・認めることの大切さを説かれた水谷先生のこころはまさにに我々が営もうとしているコーチングの主旨に重なるものでした。水谷先生は「ほめる・認める」につながる優しい言葉かけが子供たちのこころを育んでいくとおっしゃっていました。
さて、講演を聞き終えて、家路を急ぎ、上は中学、下は小学校高学年の2人の子供に早速優しい言葉かけをと思って帰宅した途端、飛び込んできたのは、TVを見ながら9時を過ぎてもなおだらだらと夕ご飯を食べる我が子の姿。子供たちだけを置いて、あとはよろしくと外出したのは私ですが、食べ物をぞんざいにして、安易な娯楽をここぞとばかりに謳歌する姿に思わず雷を落としてしまい、その後、「優しい気持ち」まで関係を回復することは出来ませんでした・・・。この目標、明日に持ち越しです。
担当するインターハイスクールの生徒たちには客観性があるゆえに、雷を落とす母とは違う冷静な自分で居られそうです。(というより、居なくてはいけません。)そうと知りながらも、ついどこかに置き忘れてしまいがちな「ほめる、認める」をこれからはより積極的に実践していきたい、そんな思いを新たにした講演会でした。水谷先生、ありがとうございました。
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