270円のスイカ
14日(日)昨夜から雨が降り続き、今朝上がった。今晩は長期滞在者で車までお持ちのSさん宅に招待されたので、朝市ではお土産用のラグビーボール大のスイカだけ買った。8.9RMだった。それに20本付き一房のモンキーバナナを1.9、豆乳と豆乳プリン3RM。
雨でお出かけも難しいので、夕方まで部屋の掃除や読書に充てる。読み始めた本は2冊目で、藤原正彦著「国家の品格」。同年ということや新田次郎、藤原ていの次男ということで関心を持って購入してきたのだが、読み始めてすぐ櫻井よしこ張りの国粋主義者?
母親の藤原てい著「流れる星は生きている」は名著でソ連参戦後、5歳の長男正広、2歳次男正彦の手を引き、長女咲子をリュックに入れて背負い、満州長春から逃避行する体験をもとに書かれた小説で、その迫真性で戦後初の100万部を超えるベストセラーになった。
私は現職時代は満州逃避行の話はこの本と角田房子著「8万人の墓標」(だったか?)を教材に使わせてもらった。父新田次郎は言うまでもない「八甲田山死の彷徨」などで知られる有名作家だ。妹咲子は12歳で母の小説を読み、自分は愛されていないと悩んだと。
60歳になり、母の初版本を見つけ、その中に書き残された父と母の「よく大きくなってくれました」という言葉を読み号泣したという。そして、認知症で施設暮らしの母にあて「母への詫び状」という本を著した。そんな家族の正彦氏が国粋主義者であるはずがない。
そう思って、経歴を調べ愕然とした。櫻井よしこと対談し、意気投合しているではないか!しかも、櫻井が対談の中で「中学以降の歴史の副読本として藤原ていさんの本を読ませるべき」だというに至ってはこの内容を櫻井流に教えるとどうなるのだ!?。正彦氏は海外経験が思想を変えたのか?
タナラタの朝市
正彦氏の経歴を見ると、アメリカの大学で3年余教壇に立ち、イギリスのケンブリッジにも1年間の留学経験があるようだ。どうも、海外生活を長く経験した人の中には国粋的になって帰国するタイプと日本を誇りつつ真の国際人になるタイプがあるように思われる。
櫻井や正彦氏は後者のようで「一に国語、二に国語、三、四がなくて五に算数」となってしまう。逆に10年前に発光ダイオードを開発した中村修二氏は会社を辞め、アメリカの大学で教鞭をとる傍ら起業家となって「日本を一度全部壊さなければダメだ」とこれまた極論を。私はどちらかと言えば、中村氏に近いが・・。
私は国家の品格とか愛国心や武士道などを声高に叫ぶ輩は好きではない。危険だとさえ思う。なぜもっと静かに日本人や日本文化の素晴らしさを説かないのだろう。今の日本の政治家や個人の品格はどうなのか。乗りかかった船だから、我慢して読んでみよう。
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