2009年3月31日、朝、リビングに現れたみみは泣きじゃくっていました。
「フランス最後の日・・・!」
と言って・・・!
学校最後の日は、クラスメイトの皆に囲まれて、みんな、みみのことをずっと触っていました。
私も子供の頃、転校生だったけれど、それは日本国内のことでした。フランスから日本に帰るというのはやっぱりもっと大きなことなんだと私は感じたのです。
ブザンソンから日本の家まで帰るには、ほぼ丸1日かかるのですから・・!
それに、時が経って、折角覚えた言葉を忘れてしまったとしたら、もうここでのお友達と話すこともできなくなってしまうでしょう。
パパは結局6月27日に帰ることになりましたが、私は、みみが日本のみんなと一緒に小学3年生をスタートできるように一足先にみみと2人で日本に帰ることにしたのです。
みみは、地元の小学校に入りました。
3歳から5年間日本で暮らしていなかったみみ。
日本の勉強も遅れていましたが、私が心配していたよりも上手にみんなの中に入っていけたように今は思っています。
ただ、”子供は順応性があるからね”という言葉を聞くと少し違和感。
もちろん、そういう部分も大きいですけど。
多分みんなが思っているほどではないのではないかと感じるのです。
日本の小学3年生になったみみ。
みみだって違和感を感じたに違いない。
そして、今までは大人としか外を歩けないことになっていたから、生まれて初めて外を1人で歩いたみみ。
それから、みんなの話す言葉が難しいと言いました。
イギリスとフランス、どちらがよかったか?というのもよく聞かれるけど、やっぱりどちらも良かったのでしょう。
苦戦したのは、フランス、ブザンソンだったけれど、イギリスよりも長かっただけあって、知り合いも多くできたし・・・!
みみは、今も”ブザンソンに行きたい”と言います.
現在みみは、毎週水曜日の夕方にスカイプでジュリエットと話しています。
フランスは朝。
他のクラスメイトと話すこともあるし、メールも色々な子としています。
現在は小学4年生になって、新しいクラスの子はみみが外国に住んでいたことを知らない子もいます。
すっかり日本の小学生をしています!!
フランス大好きパパ・・・このブログはほとんどみみと私の話でしたが、パパの目から見たこの生活だってきっとまた違ったものがあるはず!会社でただ1人の日本人として働くってどんな感じだったんだろう・・きっと大変なことが沢山あったことだろうと思います。
でも、やっぱりフランス大好き。
日本に帰ってしょげていましたけど、、、会社ではあまりフランス語を話す機会が無いみたいですが、、今は娘と話せるのですからね。
ずっとフランス語で独り言言っていた以前とは違いますよね。
私も、折角縁あって住んだ国イギリスとフランスといつまでもつながっていたいと思います。
私は、ヨーロッパのステキな生活だけを書きたくなかったのです。
辛かったことも含めて、全部経験として”みみ”にも感じて欲しいです。思い出さないほうがいいような思い出もあるけれど、その経験もやっぱり感じて、、つまり人種差別の問題なんかも自分が感じたからできることってあると思います。
もう少し大きくなってからでいいから、もう少し成長したら、このブログを読んで欲しいと思います。
長い日記でしたが!特にずっと読んでくださった方に、感想などコメントしてもらえたら嬉しいです!ありがとうございました!
そして、イギリスで、フランスでお世話になった皆さん!本当にありがとうございました!
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