松林の不思議
30日(木)毎週木曜日朝のモーニングバードというワイド番組だけは見るようにしている。玉川徹というフリーの記者が原発問題を良心的に取り上げるからである。今朝は福島県内の動植物の生態系に原発事故の影響はないのか、について追及しようとする内容。
誰もが案じていることで、動植物に異変があれば、人間が帰還して住めるわけはないのだから。いまだに16万人もの人々が避難を余儀なくされているのに、余りにも世間は鈍感で、忘れ去ったかのように円安だ株価だ原発輸出だと守銭奴に成り下がっている。
ヤマトシジミという日本全国に生息する蝶を調べている琉球大の大瀧教授、アブラムシを調べている北大の秋元教授。当然のことながら、福島県内に生息するこれらの昆虫を事故直後から採集し、個体自身の奇形などの変化、他地域と比較しての貴重な研究である。
枯れ続ける松林
驚くべきことに、両方とも明らかな放射能の影響と考えられる奇形や異常が認められたということで今後もDNAや子、孫世代への影響などについて研究が続くという。不思議なのは、全国の大学に生態学者は無数にいるはずなのに、表立った研究者がいないことだと。なぜ地元の大学や東大、東北大の学者でないのか。
お二人は「原発事故という面倒なことに関わりたくない」という自己規制ではないかと言うのだが、上からの圧力も想定される。とんでもない話で、環境省や文科省は補助金をつけてでも研究を促すべき話だ。水俣病の時も猫が狂い死にしてから問題が表面化した。それでは遅いのだ。
自民党という政党は結党以来、依拠するバックボーンは財界で反労働者政党だった。民間企業内には第二組合という御用組合結成を画策し、思い通りにならなかったのは自分たちがマッカーサーの虎の威を借りて労働基本権を制限した自治労等公務員組合だった。
松林に咲く花
その自治労や日教組などまでが御用組合化し、対労組対策は思惑通りになっている。にも拘らず、憲法改正草案では28条2を新設し、「法律の定めるところに、前項に規定する権利の全部又は一部を制限することができる」と書き込み、これでは国際水準から益々離れることになる。
これ以上何を制限するというのか。そもそも戦後労働基本権を一律に制限した日本の国家公務員法や地方公務員法については国連ILO(国際労働機関)が調査団を何回かに渡って日本に派遣し、改善勧告をしてきた経緯がある。それを無視し続けてきたのだ。恥の上塗りになる。
今また自民党は派遣切りに続いて正社員まで自由に解雇できるよう法改正を提案しようとしている。早期退職のための退職金を用意して有無を言わせないという手法だ。小泉政権以来、弱者対象の規制緩和(やるべき規制緩和は沢山あるが)をさらに進めようということだが、マスコミの批判は弱い。
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