二重投票などの不正を防ぐ?
6日(月)晴れのち曇り。注目していたマレーシアの総選挙。野党は89議席(222議席中)にとどまり、政権交代はならなかった。昨日の投票日、KLのLさん(中国系)からメールが入り、家族連れだって近くの投票所に向かい、30分前から並んだとのこと。
それほど中国系、インド系の期待は高まっていた。そもそも60%を占めるマレー系の前に勝てるはずはないのだが、今回はマレー系の人々の中にも汚職に対する批判が高まったことで、もしやという期待があった。不正防止の処置(写真)も取られたとのことだった。
Lさん家族や大家さん家族の失望が目に見えるようで辛い。どこの国も政治家の利権構造や汚職で悩まされている。民主主義が正しく機能することは、経済や社会の安定、その国の生活安定すべての基礎である。自民党の改憲草案はそうした願いをくじく内容である。
指紋でもなさそう
私は在職中、憲法前文をはじめ、9条、25条など主要な条文は暗唱させ、成績に加点した。安倍をはじめ改憲派は現憲法をマッカーサー憲法と罵倒し、翻訳文に過ぎないという。そうだろうか。自民党の改憲草案の前文は味もそっけもなく、格調の高さもない。
書き出しからそうだ。現憲法は「日本国民は正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し」とあるのに、自民案は「日本国は、長い歴史と固有の文化を持ち、国民統合の象徴である天皇を戴く国家であって」国民主権より天皇を前面に立てているのである。
国民主権は「これは人類普遍の原理であり、この憲法はかかる原理に基づくものである。我らはこれに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する」自民案は「国と郷土を誇りと気概を持って自ら守り、基本的人権を尊重するとともに、和を尊び・・互いに助け合って」とある。
にこにこ笑っているけど
まるで精神訓話だ。基本的人権の尊重は明らかに付け足しである。最後は「日本国民は、良き伝統と我々の国家を末永く子孫に継承するため、ここにこの憲法を制定する」現憲法の結びは「日本国民は、国家の名誉にかけ、全力を挙げてこの崇高な理想と目的を達成することを誓う」
アメリカが押し付けたと言われる現憲法の条文の数々の原則はアメリカ独立宣言やフランス人権宣言に盛り込まれた「人類普遍の原理」であって、改憲派が押し付けられたと感じるのは、彼らが「人類普遍の原理」さえ受け入れたくないという意思表示であろう。
驚きは第一章の天皇の「皇位の継承」に続き、第3条に「国旗及び国歌」とあり、「国旗は日章旗とし、国歌は君が代とする」と書き込んだこと。このことについて右翼の論客一水会の鈴木邦男氏は「国旗国歌を憲法に書く必要もないし、強制するものではない」と。
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