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NO2355 皇室問題(3)

米百俵の石碑
米百俵の石碑 4日(土)快晴。晴天が続いているのに顔から首筋にかけ発疹が消えない。お岩さんのような顔になっている。痒くてイラつくから、家内を誘って北国街道を歩きに出る。米百俵で知られる峰岡の三根山藩祉や入徳館塾跡、庄屋・佐藤家の住宅を見て回ったりした。

 皇室問題も首を突っ込み始めると書きたいことが次々に湧いてくる。今はお酒が少々入っているから何を書くか分からない。戦前なら「不敬罪」で逮捕かもしれない。そもそも自民党政権時代から外務省文書にはsovereign(元首、主権者、帝王)が使われている。

 自民党の改正草案には「日本国の元首であり」とあるのは、国民にもそれを認知させようというたくらみに他ならない。さらに、天皇の国事行為について7条「内閣の助言と承認により」とあるのを「助言と承認」をはずし、「国事に関する行為をおこなう」とした。

入徳館塾跡のタブノキ
入徳館塾跡のタブノキ そしてわざわざ7条の4項に「内閣の進言を必要とし、内閣がその責任を負う」とした真意は何か、勘ぐりを呼ぶ。言うまでもなく、旧憲法に「天皇ハ国ノ元首ニシテ統治権ヲ総攬シ」とあり、多くの国民が政府や軍部に操られたと思っている以上に天応は実質的な権力を行使した。特に昭和天皇はである。

 その事実関係については後日書くこともあると思うが、昭和天皇に限ってみれば、2.26事件は自分の意思で鎮圧し、アジア太平洋戦争開戦の決定は自分の意思に反して、軍部に抗しきれなかったといった類の「天皇は平和主義者だった」論は全く事実に反する話だ。

 さて、前々号の続きで旧皇室典範の制定過程に関する話である。皇室典範は帝国憲法と並ぶものとされ、議会は関与できないものとされた。では江戸時代まで定めのなかった天皇を「男系の男子に限る」とした理由について国会での議論を見ても釈然としない。

庄屋・佐藤家の前で
庄屋・佐藤家の前で 政府の答弁(金森国務大臣が中心)を拾ってみると、今の安倍内閣の改憲派の主張とそっくり。つまり、国民感情、社会慣習、歴史上の女性天皇は臨時・中継ぎであり、先例にならない、女性天皇の皇子は女性天皇の夫の姓を継ぐものであるから、伝統に反する。

 配偶者が女性天皇を通して政治に干渉する恐れがある。女性に参政権がないのに、政権の最高の地位に女性がつくのは矛盾である。皇位継承のことは欧州の真似をすべきではないと言った笑えるような議論もあった。読者もお気づきのように、事実に基づいていない。

 一方、女性の天皇を可能にしてはどうかという議論の中には、常識的な男女平等論や歴史上の例、政治的干渉の恐れなしと言った意見の他に、「男統が絶えた場合、女性を可能としないと皇統が絶える恐れがある」と、今日問題になっていることが議論されていた。

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