「能パフォーマンス」
カンボジアの孤児を日本に招いて開催された「能パフォーマンス」へ
IGSさん のご厚意でインター生徒も見学させていただけることとなり、
生徒と教員で行ってまいりました。
飛行機のトラブルで開始時間が1時間半遅れたのですが、
その間、インター生徒は、能の衣装や道具、能を英語で説明した
本などを見せていただきました。
また、日本の伝統芸能ということで少々緊張気味のインター生徒に、
能についての説明を能楽師の方が、ユーモアいっぱいに説明して下さり
緊張がほぐれたようです。
カンボジアの孤児は8歳から16歳までの総勢50名で、24時間かけて
カンボジアから日本に到着したばかりで、日本人ボランティアスタッフと
共に明治神宮で参拝したあと、IGSに到着しました。
飛行機に乗るのも、電車を見るのも初めての孤児たちは、
渋谷スクランブル交差点の混雑に驚いていたそうです。
能パフォーマンスでは能の衣装を着けた能楽師の方が登場し、
目の前でお面を付けるところから見せていただきました。
能に対しては「静」のイメージを持っていたのですが
間近に見る能の動きの激しさ、声の迫力に圧倒されました。
演目の合間にお面に触れたり、お面を付けてもらったりの体験や、
子どもたちが実際に小道具を使って蜘蛛の糸を投げる体験などもあり、
大変な盛り上がりでした。
最後に孤児全員からスタッフへのお礼として「世界にひとつだけの花」を
日本語歌詞/振り付き で合唱するプレゼントがありました。
きっと沢山練習したのでしょう、大きな声で一生懸命歌いながら涙するこどもたちも
いて、大きな感動をいただきました。
孤児たちの境遇を思うと、どうか幸せになってほしいと願わずにはいられません。
IGS代表の福原氏による孤児たちに向けたメッセージはとても力強くこどもたちの胸に
届いたことと思います(世界トップクラスの企業マッキンゼー・ジャパンに
初のカンボジア人CEOが誕生したお話)
インター生徒も色々考えることがあったようで、能のパフォーマンス以外にも
大変貴重な体験をさせていただきました。
将来このような活動をしたいという生徒は、孤児たちに積極的に
話しかけていた姿が印象的でした。
今回のプログラムでは、「インター生徒全員が参加できればよかったのに…」と
残念に思うほど貴重な体験をさせていただきました。
孤児たちと実際に触れ合うことで、勉強ができるのにやらないことが
どんなに贅沢な事か、自分がどれほど恵まれた環境にいるのか生徒にダイレクトに
伝わると思いますこのようなボランティア活動プログラムに、
今後インター生徒も関わることができればと強く思いました。
参照サイト:http://www.smile55.org/