年金者組合の花見の会
20日(土)曇り。午前中は佐潟を歩き、午後は電車で駅前に出て、鎌仲ひとみ監督製作のドキュメンタリーDVD「内部被ばくを生き抜く」を観た。鎌仲作品を観るのはこれで2作目で、山口県上関原発反対運動を扱った祝島の闘い「ミツバチの羽音と地球の回転」
今回はご本人が来られるとのことで、トークにも関心があり、期待通りの内容だった。初めて聞く話が沢山あり、行動派らしく、学者にはない説得力があった。映画の内容は長年放射能被害に関わってきた肥田舜太郎氏、鎌田實氏、児玉龍彦氏、ベラルーシの医師。
4人の医師の話を織り交ぜながら、ヒロシマ、チェルノブイリ、フクシマの被爆者、とりわけ内部被ばくの恐ろしさを解き明かしていく。初めて聞く話の中に、戦後GHQが5年間もヒロシマ、ナガサキの被爆実態について語ることを禁止した報道統制を敷いたこと。
タイ人の飛び入り参加
情報がなければ治療ができないと27歳の軍医・肥田氏が当局に掛け合って4回も逮捕されながら患者の治療にあたってきたこと、GHQの調査も爆心地から2キロ以内で、その外側は調査の対象からも、補償の対象からも外したこと、まして内部被ばくは調査さえせず。
内部被ばくの恐ろしさは私も全く知らなかったが、大半の国民も医師でさえ無知な人が多いのだという。全国の大学の医学部に「内部被ばく」を研究する科がないのだという。肥田氏が怒りを込めて語っていたが「日本はヒロシマ・ナガサキに何も学んでいない」
内部被ばくが甲状腺に異常をもたらすのは早くて半年後で、実際に甲状腺がんの患者が現れるのはずっと後だ。例えば、11年国連の発表「チェルノブイリ事故の健康影響に関する報告書08年」によれば、91年~05年当時年齢18歳以下のうち6848人が甲状腺癌に。
まさに満開
86年の事故から四半世紀後の話である。直ちに健康に影響はないという言い草はこのことなのか。日本ではチェルノブイリ研究者の第一人者と言われた長崎大学の山下俊一氏が「100μシーベルト/h超えなければ大丈夫」「外で遊んでも大丈夫」と触れ回ったのだ。
本人は後日100を10に訂正したが、国際基準さえ知らないお粗末な「第一人者」だった。鎌仲氏は柏崎刈羽の人達が原発がなくなれば仕事がなくなるとの不安にどう応えるかと問いかけ、「今すぐ廃炉を決めても、廃炉にするには最低20年、仕事はなくならない」と。
福島から新潟市に避難している2人の子どもを持つ若い母親が、会津は線量が低いのに逃げたかのように言われるのが辛いと、涙ながらに語った。鎌仲氏は放射能に対する周囲の無知によるもので、貴女の選択は間違っていないと思いますよと慰める場面もあった。
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