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NO2338 サッチャーではなくドイツに学べ(3)

西川の桜
西川の桜 17日(水)曇。昨日は西川、今日は新川の桜と、毎日桜の花を求めて自転車で走り回っている。やはり、日本人と桜は切っても切れない。入学式を国際標準に合わせて秋にする案が東大をはじめ出ているようだが、そう簡単にはいかないだろう。理由の一つが桜だと。

 以前からそうだが、新聞・テレビ等マスコミの堕落ぶりは目に余る。記事や番組も権力や大衆に媚びるものが多く、全くつまらない。日本だけではないが特にテレビはどこの国でも似たようなクイズやバラエテイー番組が多く、「つまらない」が合言葉になっている。

 バラエテイー等、見たくなければ見なければいいのだが、ニュース番組はそうはいかない。以前、東電の勝俣元会長が2年前の大震災当日、大手メデイアの編集局長クラスを伴って北京旅行中であったことが、共産党の「赤旗」によって暴露された事実を報告した。

桜の下を園児が行く
桜の下を園児が行く 今回も赤旗は11付の紙面で「これでいいのか大手メデイアー首相と会食とまらないー」と題し、読売、産経、朝日、毎日、共同通信、日経、フジテレビ、テレビ朝日等々の会長、社長達と安倍首相が連日のように高級料亭や帝国ホテルなどで会食を繰り返していると。

 メシ位一緒に食べて何が悪いという国民がいるらしいが、とんでもない話だ。マスコミの最大の役割は「権力の監視」にある。それを放棄するに等しい。立教大の門奈教授(メデイア研究)によれば、欧米ではあり得ない話で、日本のメデイアは異常だと批判。

 例えば、英国のBBC会長はイラク戦争開始前は当時のブレア首相と刎頸の間柄だったが、会長就任と同時に首相からBBCへの注文を全部暴露したという。朝日の社長も安倍との会談内容を全部ばらせば、勘弁してやってもいい。会食の勘定は誰が払ったのかも知りたい。

一週間の命
一週間の命 先日イギリスの元首相サッチャーが死んだが、マスコミは礼賛一色だった。それでいいのか。日本には死者に鞭打つ文化はないから、批判一色で固めろとは言わない。サッチャーと言えば当時の米国レーガン大統領、日本の中曽根首相と並ぶ競争至上主義の旗手だった。社会保障や弱者を切り捨て、格差社会を生んだ張本人だった。

 教育の分野でもサッチャーは給食費の牛乳代補助も切り捨てる徹底ぶりで、教育予算に大ナタを振るった。それに反対し、学校から競争を排し、学校の裁量権や教師の自由を拡大する教育改革をやったのが、ドイツや北欧諸国だった。軍配はすでにドイツ側にある。

 サッチャーは最後までドイツ統一に反対し、コール元首相と対立した。サッチャーの理由は戦前のドイツへの怨念で巨大なドイツが誕生し、自分の国のライバルになることが許せなかったのだ。コール元首相は哀悼の意をひょうしつつ、「私と彼女はいくつか意見が違った」と談話。こちらもすでに勝敗はついている。日本は今もドイツに学ぼうとしない。サッチャーを持ち上げることは安倍を持ち上げるに等しい。

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