桜とチューリップ
15日(月)晴。気温が一気に10度あまりも下がったが、晴れたので、西川の終点まで車で行き、そこから信濃川河口の柳都大橋まで往復した13185歩、二時間余り。途中おにぎりを食べ、桜を存分に愛でた。やすらぎ堤の補強工事で例年の景観はなかったが大満足。
歩きながらドイツ人の教え子、L子との会話を反芻していた。「ドイツの反・脱原発運動が正しく日本に伝わっていません」ずっと気になっており、改めて学習し直そうとミュンヘンとフランクフルト在住の日本人、それに、ベルリン在住のアメリカ人の著書を購入。
それぞれ「脱原発を決めたドイツの挑戦」「迷走するする日本の原発の謎」「ドイツは脱原発を選んだ」の3冊である。いずれも、海外から日本の原発問題や反原発運動がどう見えているかについて書かれている。米国人ミランダ氏はドイツ倫理委員会の委員でもあった。
桜と萬代橋
まだ読み始めたばかりだが、事実関係からして日本のマスコミは正確に伝えていない。メルケルの決断だけを大きくクローズアップし、その背景を伝えないいつもの手口だ。ミランダ・A・シュラーズ氏は外国人だが独原発問題倫理委員会や環境諮問委員会の委員も。
日本の原子力規制委員会の独立性が疑われている。自民党の河野太郎氏は事故後外国人を規制委員会に入れるほどの覚悟が必要だと主張したことがあるが、本当だ。メルケル首相はフクシマ事故直後に倫理委員会を作り、17人の委員を任命、2か月で結論を求めた。
氏によれば、議論は「現在使っているエネルギーが次の世代に及ぼす影響、他の国々への影響が大きなテーマ」で「今日のエネルギー制度は地球温暖化をもたらしているので倫理的でもなく、他国からエネルギーを輸入してまで経済を回していく必要があるのか」
新装なった日報新社屋
第二の結論は「放射性廃棄物の放射能は何世代にわたって残る。やはり原子力は倫理的ではなく、他のエネルギーに転換すべきだ。倫理的なエネルギー制度を作りたいなら原子力はやめた方がいい。次の世代を考えるなら今舵を切り、自然エネルギーに投資すべき」
これがメルケル首相に提出された答申だったという。一方でドイツの規制委員会である原子炉安全委員会(日本よりはるかに独立性の強い機関だ)の答申は「福島第一原発より高い安全措置が講じられている」だった。メルケルは倫理委員会の結論の方を取ったのだ。
学生時代から緑の党を支援し、環境問題に取り組んできたL子でさえ、メルケルの決断を高く評価したが、実はその背景にフクシマ事故後にドイツ各地で行われた州レベルの選挙で緑の党が躍進し、SPDと組んで州首相まで誕生させた。これが圧力になったと。
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