先日新聞を読んでいたら「ユーモアがいかに大事か」という記事が出ていました。たとえば辛い
状況に陥ってしまい絶望しそうになった時、ユーモアが味方になってくれるというのです。
実例としてオーストリアの精神科医ヴィクトール・フランクル(1905-1997)の話が紹介されていました。
彼はナチスの強制収容所から奇跡的な生還を果たしたユダヤ人で、「夜と霧」の著者としても知られています。彼は、ユーモアは自分を見失わないための武器であり数秒でも周囲から距離をとり、状況にうちひしがれないために人間に備わっている何かだと考えます。そして収容所の仲間に「1日ひとつのジョークを考えよう」と提案します。死と隣り合わせの過酷な状況の中で、彼らは飢えさえも題材にしてジョークを作り、笑います。毎日1回は笑います。
結果・・・フランクルがいたグループの生存率は他に比べて高かったのだそうです!
それはもちろんジョークのおかげだけではないでしょう。でも自分を客観的に見ること、笑うことが生きる力になったことは間違いないと私は感じました。
ユーモアってすごい!笑うってすごい!
それからフランクルはこうも言っています。
「どんなに人生に絶望しようとも、人生があなたに絶望することは決してない」
私は人生に期待されてる!って、にっこり笑えそうな言葉だと思いませんか?
当校には明確な目標に向かって力強く邁進する生徒もいれば、迷ったり悩んだりしながらも一歩一歩進んでいる生徒もいます。どんな生徒にも壁が立ちはだかることがあるでしょう。そんな時ユーモアというひとつのツールを使って乗り越えてほしいと思います。そして私たち学習コーチもそんな彼らを笑顔で支えていけたらと思っています!
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