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NO2317 戦後教育を問い直す(5)

佐潟周辺図
佐潟の周辺図 27日(水)今朝も昨日に続いて快晴。気温は上がらない。息子家族が帰って行った。テニスの後、空港まで送った。台風一過のように静かになった。料理疲れ、飲み疲れで昨夜はサッカーの応援もせずに寝た。今日は佐潟を一周しよう。白鳥はいないだろうな。

 佐潟(上潟・下潟)全周囲5.5キロを70分で歩いてきた。この潟はラムサール条約登録湿地だが、珍しいのは、出入りする川はなく、湧水だけで涵養されていること。今は用水としての利用もなく、環境整備が進んでいる。周囲は砂丘を利用した畑作地帯である。

大阪の小学校は今年から冷房設備を設置できた学校から夏休みを短縮し、土曜授業も復活するという。関連業界や親は歓迎だろうな。橋下市長の意向を受けての措置だろうが、100年もかけてやっと欧米並みの学校5日制が実現したのに、又時計の逆回しである。

故郷の山に向かって歩く
故郷の山に向かって歩く その発想の根底には競争・評価=学力向上という短絡的な観方があるからだろう。東京、大阪がその方向なら、当然他の自治体の親たちも「差がつく」と学校6日制を煽ることは目に見えている。シンガポール、韓国並みの競争社会の激化がもたらされる恐れもある。

 知識の量を測るテストの点数はそれでのびるかもしれないが、日本の若者が今抱えている好奇心や意欲、自主性や自立性、そして何より自分で考え、自分で判断する能力の欠如を解決することには全くならない。テレビにマイクを向けられて、周りを覗う若者を見よ。

 自分で資料を収集し、取捨選択し、それを判断する能力こそが求められるのに、ただ授業時数や競争だけで点数を伸ばして何になるのか。フィンランドを初め、北欧やNZの教育は日本と全く逆で可能な限り競争を排除し、自主性を尊重し自由を拡大する方向なのだ。

汚す者には厳しい罰則が
汚すものには厳しい罰則が それは生徒ばかりではない。教師の自主性や自由の拡大、学校や教師の裁量権の拡大こそが真の学力向上の基礎だという考え方の基に教育改革が進められてきたのだ。そしてフィンランドは学力世界一の座を10年近くも保持してきた。どうしてそこに学ばないのか。

 私と同世代の方は思い出していただきたい。50年代の小中学校を。学校内に鶏やウサギを飼育する委員会や購買部があり、地域には分団という組織があって火の用心やお墓掃除をやった。今の親なら文句が出そうだが、今思えば大いに役に立っているのではないか。

 私たちが教わった先生方も熱心な方が多く、手作り教材や図書館を活用した授業に私は強い影響を受けた。経済界の意向を受けた中教審や中央産業教育審の答申を受ける形で競争主義を導入し、文部省が中学校全国一斉学力テストを強行実施したのが61年のことだ。

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