魚も目の前で捌く
24日(日)雲一つない快晴。昨日からIC乗車券が大きなニュースになっている。共通のカードで全国の列車やバスに乗車できるという内容だが、私には今更という感じだ。日本は全てに縦割りで、横の連携ができない。だから競争力を失い世界から取り残される。
今月帰国時にマレーシアのKLで公共交通機関(電車、地下鉄、バス、モノレール)に乗ったが、全て一枚のカードで用が足りた。もう20年近く前になるが、ベルリン市内は勿論、ベルリンを起点にバルト海を渡り、デンマークに上陸、ドイツを電車やバス、船で一周した。
驚いたことが沢山あった。電車内でPCの電源を接続できる。犬を連れ自転車を持って電車やバスに乗る、電車ごと船に乗り、降りたらそのまま陸上のレールに接続して、そのまま走り出す。その間、基本的に乗車券は全ての交通機関で使え、改札さえない。
テーブル一つで
時々車内検察があるとかで、不正乗車が見つかれば、高額の罰金を請求される仕組みである。日本のように小田急からJRに乗り換えるのに、いちいち乗車券を買え代えなければならない煩わしさがない。乗車券だけではない、銀行の振込み手続きの煩雑さもだ。
NZで月一回大家さんに家賃を振り込むに際しても、外国人である私でさえ、やれ身分証明を見せろだの、顔をじろじろ見られることもない。口座番号だけを確認するだけでものの数分で終わってしまう。スーパーでの買い物も現金で払う人はほとんどいない。
日本は優れた技術を持ちながら、なぜ世界に出遅れるのか。規制社会だからである。あれはダメ、これもダメ、前例がないなどの理由で意欲を削ぐ。役所を見ればわかる。小泉政権は当初「規制緩和」を売りにし、評価もされた。一部前進もあったがとんでもない緩和も。
市場は楽しい
労働者や小売商店、患者や障害者など弱者のための法制を緩和したために、競争をより激化させ、結局は大企業、金持ちのための規制緩和で格差社会を生み出してしまった。今になって話題になるような共通乗車券の実現など真っ先にやるべき規制緩和だったのだ。
福島の原発事故が起こって暴露されたが、緊急事態に西日本の電力会社から東日本に、或いは北海道から東北への電気の供給さえアンペアや規制のために自由に送れないという話である。技術的に困難なのではない。電力会社の地域独占を守るための仕組みだった。
外国人が日本に来ておかしいと感じること、輸出入に携わる商社マンたちがイライラするという日本の規制社会。私にしても、そんなことは海外に出るまで全く知らなかった。自転車に乗って電車に乗れる時代など、日本に来るだろうか。おくれているのは市民のための行政である。
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