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NO2305 病む日本社会

春の息吹
春の息吹 15日(金)今日も快晴で45分の散歩。何となく物足りない。長女のカウンセリングルームが患者増に対応が難しくなり、北部白鳥で有名な瓢湖近くに新たに診療所を開設することになり見に行ってきた。娘ではないが、私が忙しいのは「日本がおかしい」ということ。

 今も3人のスタッフを抱え、フル回転しているのだが、追い付かないとかで。新たにスタッフを増やし、新潟県内の北部地域をカバーしたいということらしい。娘のやっている認知行動療法というのは、私から見ても、従来の精神療法とは全く違う画期的なものだ。

 関心のある方は娘の診療所のHPhttp://www4.ocn.ne.jp/~crsakura/を見て欲しいが、患者さんの感想文を見ていただけば、その療法の素晴らしさが理解いただけると思う。外資系の会社から「自分のやりたい仕事」として選んだ職業として、正解だったと私は親として思っている。

飯豊の山々は真っ白
飯豊の山々は真っ白 自分自身も不登校を経験し、悩み、民間企業の経験も明らかに今生きていると思う。私は教師の目で娘の患者さんへの対応を垣間見ているが、なかなか優れた対応だと思う。当初は不登校生徒への対応も想定して学校カウンセラーとして数年間小中高に勤務した。

 学校カウンセラーにしても、新潟市に導入されてまだ20年余りに過ぎない。私がK中在任中、新潟市が県内初めて試験校として導入され、私がその学校の担当者だったからよくわかる。その当時から、最大の課題は管理職や教師のカウンセラーへの無理解だった。

 教師はカウンセラーに依存することは、自分の無能力を示すと捉えたり、自分の方がその子の理解者であるという自負が専門家を遠ざけることになった。娘もカウンセラーとして、子どもたちへの対応よりも先生方への対応の方にエネルギーを使うことが多かったと述懐している。

春を待つ我が家の庭
春を待つ我が家の庭 欧米では常識の学校カウンセラーの各校配置がいまだに進まない大きな理由である。例えば、欧米では生徒の遅刻連絡から始まって、いじめ、暴力などの問題行動への対応はすべて学校カウンセラーや管理職の仕事であるが、日本では専門家でもない学級担任がその責任を背負わされている。

 娘の患者さんは今や社会人が中心である。親子と言えども患者情報は全くの秘密なので、個々の情報は知らないが、時々聞かされる一般的な話を聞いても、社会が病んでいるとしか思えない。バリバリのしかも能力のある人々が人間関係で追い込まれ、悩んでいるのだ。

 娘の仕事は今や患者への対応は勿論、民間や官庁の管理職を対象とした講演依頼が増えている。予算を理由に進まない学校へのカウンセラー配置は、このままいけば、企業や官庁への配置の最後になるのではないか。娘の仕事を見ながら、そんな危惧を抱いている。

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