副首相来る!
3日(日)この国の政治については良くわからない。私がシンガポールに在任中の80年代にマハテールという首相が登場し、「もはやイギリスに学ぶものはない。東方(日本)に学べ」キャンペーンでこの国の経済成長の礎を築いた人物として、日本でも有名になった。
現在は6代目のナジブ・ラザク首相が率いる。2代目首相、マレー人優遇政策を始めたアブドウル・ラザク首相の息子である。その息子が今、マレー人優遇政策の改革を叫んでいる。一週間ほど前から、このアパート周辺や街中にさまざまな旗が立ち始めていた。
そして昨日、いつもテニスコートに向かう時に通る広場で大集会が開かれた。午前中の会場準備を見ていると、マレー人ばかりだったので、てっきりマレー人の政治集会とばかり思っていたが、午後2時過ぎ、会場に行ってみると、中国人とインド人ばかりだった。
インド系住民
様々な看板や案内はマレー語だから分からない。しかし、中国語の併記や運動員が着ているTシャツの文字からわかったのは、「副首相来キャメロン!、変神権国不要、国家2年破産」の文字。どう見ても、政府支持の御用集会とは思われない。KLのLさんにメール。
会場の様子とLさんからの回答を合わせて報告すると、会場に現れたのはマハテールと対立して辞職した元副首相のアンワル氏のようで、運動員が作る人垣の間を握手をしながらひな壇へ。千人はいたかと思われる前半分は中国人、後ろ半分がインド人という割り当て。
青いTシャツのBNはLさんによれば、与党国民連合でマレーシアは57年の独立以来、統一マレー国民組織(UMNO)その総裁は勿論、ラザク氏。形の上では中国人系の政党やインド人系の政党も政権に加わり、政権を運営している形になっているわけだが・・。
中国系住民
前回の選挙は08年の4月28日。任期5年だから、間もなく選挙があるはずだが、未だにその発表がなく、みんなストレスが溜まっているのだという。会場でもそれは感じられ、演説が始まると、時々歓声や拍手が沸き起こる。日本も出てくるのだが内容が分からない。
経済発展の中で生まれた汚職、経済格差、教育等ブミプトラ政策への不満は頂点に達していると。中国系やインド系が多数を占めることはないけれど、選挙でどれだけの批判票が伸びるかが焦点になっているとのこと。この日ばかりはマレー人が小さくなっているように感じられた。
会場の周辺には簡単な食事や宴席の準備も進められており、終わった後は盛大な宴会になるのであろう。雨が降ってきたので途中で辞したが、雰囲気だけは感じ取れた。勿論、ブリンチャンや近隣の村からも駆けつけたのか、町中の道路は車で埋まっていた。
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