映画で歴史を学ぶワークショップ
先日の日本史ワークショップでは、映画「父親たちの星条旗」を見て、歴史を学びました。
戦争の映画は、見ているだけでも辛いシーンが多く、参加した生徒からはいろいろな感想が出ました。
命の大切さとは、正義とは、仲間とは、政策とは、といったいろいろな視点からそれぞれが自分の感性で何かを感じることができたようです。
映画を使って学習する場合に、大切にしたいことがいくつかあります。
まずは、史実とフィクションをきちんと分けて理解すること。
次に、映画だけでは読み取れない歴史の背景を広くリサーチすること。
そして、感性で得ることができた理解を論理的な視点からも再考すること。
このワークショップではこれら3つの点に留意しながら、参加型学習を目指しています。
また、日本史のワークショップではありますが、いろいろな視点から史実を把握する姿勢にも挑戦してもらいます。
「父親たちの星条旗」は第2次世界大戦時の硫黄島戦いを描いていますが、監督のクリント・イーストウッドは、この戦いを「硫黄島からの手紙」というもうひとつの映画でも日本人からの視点から描いています。
これら両方を見ることで、日米両方からの視点から1つの史実を客観的に考察し、戦争や人間、政治などについて自分なりの意見を持つことも狙いとしています。
国際色豊かな参加生徒たちにとっては大切な学習姿勢だと思います。
映画を見て、怖かった、辛かったという感想で終わらせるのではなく、現代を生きる私たちが未来にどんな新しい歴史を作りたいか、そしてその歴史作りに参加することの意味を考えてもらうことをこのワークショップでの取り組みの目標としています。
東京インターハイスクールのHPはこちら
東京インターハイスクールのFBはこちら
海外赴任時に必要な予防接種や健康診断が可能な全国のクリニックを紹介しております。