キャメロンの珍しい蝶
11日(金)鳥のさえずりが聞こえる。基本的に静かな団地だが、昼間は小さな子どもの遊ぶ声や、時間は定かでないが昼間も夜も時々コーランの読経の声が聞こえてくる。ああ、モスリムの国にいるのだという実感が湧くときである。年寄りの姿をあまり見かけない。
日本のニュースには出来るだけ目をつむり、ストレスを溜めないようにしているが、そうはいかない。毎日ニュースをチェックしているのだから、いやでも目や耳に入ってくる。日本のダメさ加減はマスコミも行政も問題を正面から捉えて本質的な議論をしないことだ。
大阪市の高校教師による体罰問題である。私は少しも驚かない。起こるべくして起こる必然的な日本の学校制度における部活動の問題である。高校に限らず、小、中、大学でも日常的に起こり得る。今日も起こっている。世間は部活動の実態をほとんど知らない。
先ず知ってほしいのは、学校内で放課後の活動として教師による指導の下で「部活動」と称して行われている国は日本を除いて世界にないという事実である。文科省が定める教育課程には勿論、地方の教育委員会の規定にも、どこにも法的根拠のない活動である。
従って、責任の所在も明確ではない。橋本市長が偉そうに「体罰が事実なら、これは暴力事件だ」などと、自分が今まで体罰容認の発言を繰り返してきたことなど、忘れたかのようなことを言っている。これを利用して教委や学校を締め上げるのはわかりきっている。市長として、これを放置してきた責任はないのかと言いたい。
学校教育法など教育関連法規に一切の規定のない部活動が今日のような形(と言っても、それも世間には知られていないのだが)で続いていること自体が異常である。だからこそ、欧米をはじめ社会体育(クラブ制度)に移行すべきという主張が繰り返されてきたのだ。
KLの郊外にはこんな風景も
実際一般教員の中に指導能力のある指導者がいない(当然なのだが)新体操や剣道、水泳などは事実上移行され、名前だけ出身校の名前で競技に参加している。前にも書いたが、私は東京都から中学一級、高校二級の社会科教育の免許証をもらっているだけである。
法規上は免許以外の教科を持たせること自体が違法であり、欧米では管理者が処罰の対象となる。教科はおろか、欧米では特殊教育(障害者)も専門の免許が必要であり、まして放課後にスポーツ指導をやって、生徒にけがでもさせようものなら損害賠償ものである。
私がいい例で、採用以来、英語、数学、体育まで持たせられたことすらある。部活動も希望したわけでもなく、指導能力などどうでもよく、経験があるだけの理由で卓球部の顧問を30年余り、ソフトテニス部を数年持たせられた。異動の条件にすらなるのである。
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