KLの国立モスク
7日(月)今日は終日曇りだったが、何とかデニスができた。8人も集まった。いろいろ皆さんの来歴を聞いていると、この地に魅せられて3年~10年と年を重ねた人が多いようだ。私が一番の新参者のよう。病気を克服して、或いは病気療養のための滞在者も多い。
マレー人がこの国の原住民であることは間違いないが、今もこの国が13の州と3つの連邦直轄領からなる連邦国家であることでもわかるように、歴史的に統一的なマレー人国家として発展してきたわけではない。日本との関わりで言えばマラッカ王国との関係が深い。
マラッカには何度も訪れたことがあるが、ここにはかって日本人町もあり、中国、ポルトガルなどともかかわる国際都市だった。1543年、種子島への鉄砲伝来も49年のフランシスコ・ザビエルによるキリスト教伝来もここマラッカを通してもたらされたものである。
モスク内部
現在マレーシア在住中国人は全人口の34%を占めると言われる。もはやその大半は出稼ぎ民である華僑ではなく、帰国の意思のない華人と呼ばれる。Lさんも自分はマレーシア人であり、そのことに誇りを持っているとさえ言う。ルーツは中国であることも事実である。
東南アジア全体の中国系華人の多くは日僑と呼ばれた日本人同様、必ずしも自らの意思で渡ったのではない。16、7世紀の明朝による棄民政策や18,9世紀のイギリス植民地時代の労働力確保のための移民政策(この地の錫、天然ゴム、紅茶等)によるものである。
ここキャメロンハイランドのインド人もその皮膚の色からして、明らかにインド南部のタミール人やセイロンからの移民である。10%を占めるというインド人も帰国の意思のないマレーシア人と言うべきである。だとすれば、彼らはこの国で平等に生きる権利がある。
被り物がモスリムの象徴
いかにマレー民族が焼畑農業を主体とする自給自足経済の中で一生懸命働かなくても生きてこられたという歴史と伝統があったにせよ、それを理由にした現在のブミプトラ政策は私など日本人から見ると理解しがたい。これは在日朝鮮人問題にも通じる問題である。
学校教育での徹底したマレー人優遇政策によって社会に出る若者(多民族)は最初からハンデイを負わされた上に、政府公務員や政府系企業への就職にあたっても、マレー人が優先的に採用される枠が設定されているという。そればかりではない。住宅にもである。
新築された公営住宅ばかりか民間の住宅にさえマレー人の入居枠があり、住宅購入の際の購入金額の10%安い金額で購入できる。工場の雇用もマレー人のための一定割合の枠が設定され、銀行の融資の優先、会社設立に際してマレー人を株主にする規定などがある。
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