空港から20分のミニホテル
13日(木)今朝は早く目覚めてしまったので、ブログを書き、Lさん夫妻の迎えを待つ。朝食なしのはずだったが、パンとコーヒーが用意してあった。フリーだという。フロントをはじめスタッフは全てマレー人である。無愛想なのは彼らの真面目さに起因する。
ほぼ時間通り、息子さんの運転で現れた。17年ぶりの固い握手を交わし、息子のC(29歳)さんとも初対面の握手をした。私のために2日間の休暇を取ったのだという。恐縮この上ない。マレーシアの車で日本のマツダとの提携会社だと。国産車は2社あるとのこと。C君はIT関連会社で働いているようだ。
改めてLさん夫婦の出自を聞いた。Lさんは福建省、奥さんは広東省出身。二人とも英語系の学校卒業で英語、マレー語、母国語は自由に話す。今はマレー優遇政策がさらに進み、英語学校はなくなってしまったと。息子さんはマレー系の学校を選択した。家族の会話は広東語だと。車中では複数の言語が飛び交う。
Lさん夫妻に7息子さん
Lさんは現在62歳だが、中国語は話すけど読み書きは出来ないという。時々車の中から中国語の看板を見て私に質問するくらいである。中国語を忘れさせたくない金持ちの親は私立の中国系の学校に入れるという。立派な中国系の学校も車中から紹介してくれた。
Lさんは35年間、警察官として働き、日本でいう警察庁のようなところにいたらしい。宿舎は格安、医療費も無料だし、年金も自分が先に死んでも、そっくり奥さんが引き継ぐし、奥さんが亡くなれば息子たちに相続されると。日本のように減額されることはないと。
介護保険はまだないと。今の日本だとバッシングの対象となりそうだが、考えてみれば、日本の公務員の労働条件や賃金がようやく先進国並みになってきただけの話であって、不景気下の民間労働者と比較して引き下げろと言う論理は理屈の合わない気が私にはする。国民に下を見させて対立させる構図だ。
車中、喫茶店、レストランと共にしながらあらゆる話題を取り上げ、質問し合った。私の英語力がもう少し高ければ、突っ込んだ議論ができたのに、時々電子辞書を引くような有様では情けない思いをするだけである。特にLさんは知識豊富な方だから。何を聞いても即座に答えが返ってくる。
昼食はマレーの焼き鳥専門店(SATY)に連れて行っていただき、鶏、牛、羊の3種類の焼き肉をピーナッツ味噌のたれで堪能した。一串70セント(約20円)付け合せは、キュウリと餅、それにヤシの実、丸ごとである。8本も食べ、満腹になった。ビールなし。マレー系の店だから酒類は提供しないのだ。私には苦痛だ。
Lさんは私が社会科教師であることを知り尽くしており、(私はすっかり忘れていたが、拙著を渡してあって、彼はそれを一部読んでいた!)私の関心を抱きそうなところに案内をしてくれる。その心遣いが何とも嬉しい。ホテル代、食事代全て払ってくれ、なぜここまで親切にしてくれるのか理解しがたい。彼には忘れがたい思い出があるのだと。
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