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NO2212 私の海外への想い(1)

我が家の庭も冬景色
PC108523 9日(日)継続は力をモットーとしてきたこのブログが一時的にも途切れそうなので、少しでも書き溜めておきたい。今日は終日雪が降り続き、この時期としては最近記憶にないほどの大雪である。越後線も止まり、交通網は大混乱だった。去年並みの大雪の年か。

 私は兄弟からは外国かぶれとバカにされている。言い訳をしたことはない。むしろ内心、君たちが井の中の蛙だろうが、と思っている。私の海外への想いは高校時代に遡る。進路に悩んだ頃、真剣にブラジル移民を夢見た。何がそう思わせたのかは既に忘れてしまった。

 大学入学後も夢は続いた。校内にフルブライト留学生の募集をみて憧れたが、能力的、金銭的に憧れのままだった。教員になって9年、当時の校長から「君は勉強熱心だから、海外日本人学校で勉強してはどうか」と言われ、忘れかけていた海外熱に火がついた。

越後線もこの通り
PC108524 その校長に新潟市に引っ張られる形で転勤した学校で再び勧められた。応募を始めたものの、自分の授業研究が佳境に入った頃でもあり、何を置いてもという感じではなかった。何よりの問題は私の思想傾向で、文部省の面接が難敵だった。君が代日の丸問題だった。

 10分足らずの面接で決まって聞かれるのは「日の丸、君が代に対する態度」と「道徳教育の実践例」だった。そんなことが、海外子弟の教育に何ほどの意味があるのか私には意味不明だった。80年の最後の面接では、開き直って「海外子女教育の目的はなんですか!」とやり返した。

 それが効いたのかどうか、一旦はロンドンに決まり、その後シンガポールに変更になった。私が面接で訴えたのは海外子女教育の重要性は勿論、自分自身の視野を広げ、帰国後の日本の教育に資したいとの思いだった。後で考えれば、シンガポールは実に正解だった。

我が家の前の通り
PC108525 81年、37歳で初めて家族とともに海外に渡り、数々のカルチャーショックに出会う。先ずは学校の違い、日本では真っ黒な教務黒板が真っ白。出張や行事がないからだ。5時には校内に生徒はいなくなり、水曜日の午後は教師も生徒も放課。現地の学校並みということ。

 勿論、それで教師が暇になるということではない。授業準備、テスト問題の作成や採点が勤務時間内で出来るという当たり前のことが実現したということ。生徒指導という名の生徒に対する指導はほとんどなかった。退校後は親の責任というのは当たり前のこと。

 生徒のほとんどは親の仕事の関係で様々な国からの転入生で文化の違いは当たり前だから、生徒はそれぞれの違いを認め合う土壌がある。従って、いじめは基本的にない。いじめる方が奇異に思われるということ。日本のいじめの根源がわかろうというものだ。 

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