前回の日本史のワークショップでは、「国際社会と日本」という内容でいっしょに学習をしました。
インターハイスクールのワークショップには、いろいろなバックグランドを持った生徒が参加しています。
アメリカで長年育った生徒、ご両親のどちらかが外国人の生徒、ご両親のどちらともが外国人の生徒、そしてご両親が日本人で生まれも育ちも日本生徒などです。
この日のワークショップでは、どうしたらエスノセントリズム(自分の所属する集団がもっとも優れていて他が劣っているとする見方や態度)を避け、文化相対主義(優劣を決めることなくそれぞれの固有の文化の価値を認め合えるか)について自分なりの理解することがテーマです。
日本文化の良いところ、悪いところ、そして海外文化の良いところ、悪いところなども話合いながら、お互いのよいところを認め、尊重し合い、柔軟性を身に付けるにはどうしたらよいかに、ディスカッションが盛り上がります。
たくさんの意見が出た中で、印象的だったふたつが、
言語力
コミュニケーション力
です。
言語を理解できる、話せるだけではなく、それを使ってどのようにコミュニケーションをするかが大切だと、生徒の中から意見がでました。
コミュニケーション、対話に必要なものは、思いやりだったり、尊敬だったり、寛容性だったりと、お互いに理解合おうとする誠実さが大切であることも、いろいろな実感をもって感じていたようです。
誠実さとは、たんに嘘をつかないことではなく、自分や他人に偽りなく共存をすることなのではないかとあらためて考えさせられました。
文化や国という大きな枠組みの中で共存を理解しながら、個人としてまずは自分を尊重することが大切です。
これから国際社会という大きな世界に飛び立っていく若い人たちには、その土台となる自分を大切にする心を今の大切な時期に大きく育ててもらいたいと思います。
★東京インターハイスクールのHPはこちら
★東京インターハイスクールFacebookで学校とコーチの日常をチェック!