*写真がなくなったのオーストラリア
シドニー港で
28日(日)石原慎太郎がはしゃぎまわっている。「消費税や原発問題は些細な問題で、もっと大きな問題がある」と。憲法改正や尖閣問題のことだろうが、完全に庶民の認識とずれている。先日も福島原発を視察した後「これで原発を止めるのはもったいない」
彼の原発事故への反省や認識はこの程度なのだ。彼の言う「もったいない」は、核兵器開発につながる原子力技術のことであることは間違いない。核兵器だけではない、メルトダウンした燃料を取り出すという前人未到の技術開発を日本はやらなければならない。
仮に今すぐに全原発の廃炉を決断したとしても、そのまま残る高レベル放射性廃棄物の処理を半世紀かけてやらなければならない。あるいはこれからさらなる拡大が予想される山や海に拡散された放射性物質の除染の方法や処理の研究も待ったなしの問題である。
エアーズロック
福島原発事故後、原子力研究の大学学部への学生の応募が減る恐れが指摘されている。原発ゼロの方向に向かうとすれば、残るは「核ゴミ」の研究になるわけだから、モチベーションが上がらないのではと心配される。しかし、国家が支援してでもやる必要がある。
権力欲に取りつかれている石原氏がそうした問題に関心を払うはずがない。だから「些細な問題」なのだろう。核ゴミの処理について40年研究を続けてきたという田坂広志氏の話を再び聞いてみよう。福島4号機の使用済み燃料プールの危険は全国の原発に共通する。
1400本あまりの燃料棒のうち数百本は取り出したばかりのものだったため、崩壊熱が高く、プールの崩壊によって再臨界の危険があったし、今後もあるのだと。同じような問題は原発を再稼働する限り、全国の原発で起こり得ることを見落としてはならない。
さらに氏は余りニュースにならない汚染水の問題を指摘する。事故当初、とにかく原子炉内と燃料プール内の核燃料を冷却することがすべてに優先する課題だったので、厖大な汚染水が発生することを覚悟の上で大量の水を注いだ結果大量の汚染水が発生した。
その後、循環冷却系が設置され、汚染水浄化装置が稼働するようになり、濃度は十分に低くなった。しかし、放射性物質は「煮ても焼いても減らない」ため、イオン交換樹脂やスラッジ、フィルターなどに捕捉され、その結果大量の「高濃度放射性廃棄物」が発生したと。
現在、その廃棄物は福島原発サイト内に保管してあるが、最終的には浅い地中に埋設する「地中処分」か深い地層中に埋設する「地層処分」によって最終処分することになるという。自らが係った六ヶ所村での経験から言えば、厖大な安全審査の作業が必要だと。
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