タイ・ラオス国境で
16日(火)今朝のニュースで嬉しいのは、リトアニアで原発建設をめぐる国民投票で反対が63%に達し、日立が受注していた原発建設が見直されそうだということ。同時に行われた議会選で原発反対派が多数を占め、政権交代で原発建設は限りなく中止に近づく。
それにしても国民の重要関心事に対して国民投票制度があるのは羨ましい。誰も議会とのダブルスタンダードだなどとは言わない。日立は「誠に遺憾」などと恥ずかしいコメントを出している。いい加減に将来性のない事業から撤退し、除染機器でも作ったらどうだ。
政府の経産省や御用機関は日本で地層処分をできる場所はいくらでもあると発表しているが、学術会議がそれを否定し、「日本で地層処分をするべきでない」と判断したことに田坂氏は「正鵠を得た判断だ」としている。その理由を2つに分けて述べている。
ラオスのホテル
一つは地層が、数万年から10万年以上安定であることを証明すること。二つ目はこの地層の岩盤中での地下水の流速が極めて遅いことを証明することだと。残念ながら、現在の科学レベルではこの二つの点を証明することは極めて難しいのが現実だというのである。
そう言われれば、私も観た今月1日放映のNHK「クローズアップ現代」で従来活断層がないと考えられていた鳥取県西部で00年10月に起きた震度6強の地震。これは、従来の「活断層のないところを選べば地震は起こらず、地層は安定しているとの説を覆した。
もう一つは、昨年の4月に起きた福島県いわき市での震度6弱の例。この地震によって地下水の変動が起き、住宅街の真ん中で毎秒4リットルにも及ぶ大量の地下水がわき出て1年半たっても出水が止まらない状況。これも将来の地震によって地下水の挙動の大規模な変化が起きる可能性を示したものだと。学術会議が「10万年後の予測はできない」と。
ラオスの子らに奨学金
昨年の東日本大震災にしてからが、現在の科学レベルの叡智をもってしても予測できなかったことが何よりの証明になるではないか。学術会議が日本の地層の不安定さを理由に「暫定長期貯蔵」を提示したのは、処分後に地層が動けば、取り出すことが不可能だと。
そして、長期貯蔵ということになれば、高レベル廃棄物を今後も無制限に発生し続けるわけにはいかないから、その発生量の「上限」(総量規制)を決めざるを得なくなる。そうなれば、いずれ原発は止めざるを得ない。実は英米仏独などは公式には「地層処分」と掲げているが、その実現が困難になることを予想して「長期貯蔵」のオプションを密やかに準備しているのだという。そして田坂氏は仮に政府が今「長期貯蔵」を決断したとしても、どの地域がそれを受け入れるかと。全く同感で、中間貯蔵でさえ決められない現状だ。
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