かげろうの羽のような、心細いこちらのぴらぴら…
機械でパウチしたような薄ーい膜。自然の造形美。
こちらのデリケートな品は Paineiraパイネイラ 和名は徳利木綿の種
ブラジルでしか生息できないという珍しい種
サンパウロの暑い夏(2月)町中で一際華やかなピンク色に飾られている木
大木の幹が徳利の形に似ているところから、徳利の名に。
花が落ち、つける実はアボガドのような固い実
この実を鳥がつつくとパーンと実がはじけて むくむく綿が現れます。
※こちらの写真と、パイネイアの花の写真は、ジャーナリストのお友達からシェアさせていただきました
タイトルも素敵なのです 「綿化粧」
この綿の中に一番上の写真の種が入っていて、ふわふわと遠くまで飛んでいく。
さてこちらの綿はクッションやぬいぐるみの詰め物として使われるほか、
油を大量に吸収することから、エコ素材の油吸収材として注目されています
ところで、大木を飾る花は、サンパウロに住む日本人から見ると懐かしい桜のよう
(遠景限定で)
そしてパイネイラの綿の絨毯は雪景色のようでもあります。
ブラジルの木 パイネイラではありますが、ブラジルで暮らす日本人にとっては
心の琴線に触れる懐かしいサウージな木ではないでしょうか。
また、短歌や俳句をたしなむ日系人は「パイネ飛ぶ」を枕詞として使います。
そこで一句
「復興の 願ひを包み ハイネ飛ぶ」 お後がよろしいようで
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