親を知らない子どもたち
21日(金)先日の私の新聞投書「県技術委の交代必要では」に対し、県の原子力安全対策課長が「お答えします」の欄で答えているのを見逃し、知人から教えられて読んだ。17日付だから、20日も経っている。答えただけでも誠意を買うべきだろうが、中身がない。
例えば「委員には、各分野の第一線で活躍され、最新の知見を持つ専門家にお願いしています」とあるが、これこそ国会事故調が問題にした部分ではないか。最新の知見を有したはずの専門家が規制される側の虜になって、あの過酷事故を防げなかったと。
さらに課長は「最先端の研究を進めているさまざまな機関や企業と共同研究する機会を有することもあると承知しています」なるほど、この回答が先日の泉田知事の議会答弁「お金をもらった人は一切駄目という考えには疑問がある」の下書きになっていたのか。
何を思う
「識見に基づいて科学的に議論していただけるか否かでその適格性を判断していくことが重要であると考えています」私には言い訳にしか聞こえない官僚答弁で、この識見とか科学的という言葉にごまかしがある。識見や科学的かを判断するのも又人であるということ。
本当はあった断層をなかったことにしたり、科学的に明らかになった断層の長さを短くしたり、予想される津波の規模を想定から外したり、設備すれば安全が高まることをコストを理由にやらなかったり、いずれも専門家の知見を保安院や安全委員会が認めたのだ。
今度発足した規制委員会が稼働させた大飯原発の敷地の下に活断層を来月下旬に調査し、早期に結論を出すという。安全の確認と言わずに早期にと時期だけを明示するあたりがそもそも怪しい。最近の原発をめぐる議論はゼロより原発の安全性に移ったかのようだ。
無心に遊ぶ
ドイツのようにゼロにする時期を明示し、そこに至る工程表を示しもせず、何より重大な放射性廃棄物の処理や最終処分地の問題を先送りし、防波堤のかさ上げ、免震重要棟建設、非常用電源装置の分散、フィルター付きベント、住民の避難計画などの議論ばかり。
仮にそれらの対策がすべて整ったら、原発は安全となるのか。大飯原発は保安院が示した30項目の中15項目しかクリアせず、免震棟もベントもない状態で関西電力の利益優先で政治的に安全だとされた。そんな非科学的な決定を見ていながら、まだ科学的に?
いずれ安全対策課長に紙上で再度意見を上げてみたいものだ。とはいえ、彼女は数年後には他の部署に異動していないだろう。最後に「委員の構成についても、改選期(来年3月だ)などを捉えて適切に対応してまいります」と逃げられてしまった。
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